素朴であたたかさを感じる布をお届けしている生地屋です「生地のヨシムラ」
パパソー・親ばか日記

▲TOP 第1回:ラベルで決意表明?

店長の閏間(うるま)です。
生地の方は仕入が専門ですので大抵のことはわかりますが、洋裁となると...これまでちょっと逃げ腰というかまるっきり逃げておりました。
でも、今回サイトを作るに当たっては
初心者にも優しい洋裁サイトを。。。』と考えているうちに自分ができなきゃ仕方がない!ということになり、一念発起して一から洋裁を勉強します。

読者の皆さんの足下にも及ばない私ですが、どうか半分笑いながら私の洋裁と私の娘の成長を応援してください!

 

・・・ということで、
栄えある第1回パパソーは、色々と思い悩んだのですが、
カワイイ!可愛い!愛娘のために、そして自分にとってこれからチャレンジする洋裁から逃げ出さないようにするため形から入ることにしました。

 どんなことかというと ››› オリジナルラベルの作成
(いきなりセールスをするつもりはないのですが実は当店ではこういったサービスもしていて折角の機会なのでラベルを30枚も!作ってしまいました!2,700円はもちろん自腹です。。。)

で、出来上がったタグがこんな感じ。
は〜っ、これで後戻りできなくなりました!

HAPPY HAPPY TO SHIORI


■ さて、いよいよ作ります。 ■
 まず、何を作るのかを決めなくてはいけません。
何しろまったくの素人ですので、始めは出来るだけ簡単なモノ

そして、多少のサイズのごまかしがきくモノを、という事でスモックを作る事にしました。
こどもブティック2003年春号(ブティック社)P.4〜を参考にしました。)
製図の方は、画像の通りですがさすが『出来るだけ簡単なモノ』というだけあって、ほらっこんなに簡単です。
製図関係は洋裁雑誌にもよく掲載していますからぜひ参考にしてみて下さい。
スモックならサイズは関係ない?身長だけでほとんど全て決まってしまいますよ〜。



衿、袖口
ゴムです。
次に生地選び。素材はもちろん縫いやすいコットン。
チェック柄が何より好きな私は、ためらわずUSコットンサンプルからバイアスチェックのプリントを選びました。
チェックは柄合わせが必要なので、もうちょっと慣れてからにしたら?
というアドバイスを完全無視です。なにせ、チェック好きなものですから…
90cmサイズのスモックです。
【 用意したもの 】
110cm巾の生地を90cmを使用しました。
 ›››アメリカンテイストのポップなコットンプリント
    (品番:321US-4)を選びました。
    お値段の方は 702円(78円/10cm)
    →別冊アメリカンテイストサンプルはこちら

コピクイーン『方眼製図紙』 ( 品番:S492-7 )
ソフトルレット (品番:S491-2)
Dカーブルーラー (品番:S490-6)
方眼定規 (品番:S490-1) 
(品番:Y498-8)
チャコペーパー (品番:S492-13)

などなど、こんな物まで全て当社でご用意できますが、このページをあまり宣伝に使いたくないので値段等割愛します。
もちろん、ハサミやミシンも使いました。

▽▼▽
さぁ〜、作り始めます。前途多難なパパソーの始まりです。。。
▽▼▽

■ 1.製図 ■
 はっきり言って、この企画、やめようかと思いました。
それほど大変!!
 洋裁をするのに、製図でくじける人が多いと聞いてはいましたが、その気持ちが、本当によく分かりました。
(「製図」の難しかったことや「解決方法」は最後にまとめてみましたので後ほどご覧下さい。 )

今回、Dカーブルーラーなるもの初めて使いましたが、これは、正しい使い方がよく分らず、「まぁ〜、だいたいこんな感じだろう」と、適当に当てて使いました。

(画像は生地の上に型紙を置いた状態。こんな感じカナ?ありゃ曲がってる!)
(@_@;)

型紙

■ 2.型紙に合わせ、生地を切る → 印つけ やっと生地に触れるぞ!! ■

今度はきちんとピンを打ち、
柄が曲がっていないか確認して、さぁ〜裁断だ〜!
ピンの打ち方にもコツがあります。
▽▼▽
こちらをご参照下さい

生地カット:ピンを打ち
生地カット:さぁ〜裁断だ〜!

 ところでルレットですが思いのほか力のいる作業でビックリしました。
初めのうちこそ丸歯で頑張っていましたが、
しまいにはギザ歯でギゴギゴしてしまいました。
チャコペーパー穴だらけです。
あっ、そうそう申し遅れました。私左利きです!
サウスポーにとって意外とハサミ1つでも大変なんですよね〜、これが。

印つけ


■ 3.ジグザグミシン ■

ロックミシンがないのでジグザグミシンで。
目印があるのでそこに合わせて真直ぐ縫うだけでした。けっこう簡単…


■ 4.縫 製 ■

 いよいよパーツを組み立てるところまで来ました。
もうあとは、ミシンでダーッ縫えばOK!とばかりに、袖ぐり 袖下 へと順調にミシンで縫い進んだ所で、大きな難関にぶつかってしまいました。

衿ぐりです。

 本では衿ぐりの内側にバイアステープを縫い付けて、そこにゴムを通すという工程があったのです。出来るだけ簡単にしたかたったので、ちょっと強引に行いました。 衿ぐりの縫い代を内側に折り込んで、縫いしろ端をミシンで縫い、そこにゴムを通す事にしました。 ところが、普通に縫っていただけなのに( だから? )生地がつれてしまったのです。

ここは曲線で生地を折らないといけないので、アイロンで形を整えてから縫わないといけないんですよ!
はやる気持ちをグッと押さえゆっくりと、ていねいに…と、洋裁専門学校を出たアルバイトのM女史に教えられ、どっちが上司なのか分からない私。。。

縫製

縫製

■ 5.ゴム通し ■

■ 6.ラベルつけ ■

 …最後の5・6の行程は残念ながら自分でする事が出来ませんでした。
何故かって、、、?
それは本サイトの立ち上げで他の原稿が間に合わないからです。×××

 しかし、この行程私が思っていた程、単純な作業でなく意外と奥が深かった!!
ゴムの長さはきちんと計算され、ラベルもきちんと糸がオモテに出ない様に、糸始末してもらった後。
見事、完成品となって私の手元に届きました。
( ありがとう塚原さん!元当社アルバイトで今は私の洋裁の先生。本業も某洋裁学校の講師!)

ようやく完成です。初めて作った私の愛がこもった娘の服
鼻高々で、我が家に持ち帰り早速お披露目です!
娘はピョンピョン飛び回って「 着てみたい着てみたい!! 」と大喜びしてくれました。
着せてみるともう愛しさ倍増!
この種の喜びは初めてです。今更ながら女性が洋裁に凝る理由が分かったような気がしました。

製品
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着用

記念すべき第1作目
挫折しそうになった事もありましたが、やっと娘に袖を通してもらう事が出来ました。
めでたし、めでたし...(自分で勝手に パチパチパチ…

いえいえ、ここで終わる訳ではありません。

 これを読んで、『ぜひ、自分も洋裁を始めてみたい』と思って下さった方のために、私が実際に苦労した難関「製図」をちょっと解説させて頂きたいと思います。
少しでも、お役に立てればうれしいです。


(1)雑誌のイラストを参考にしたので実際の大きさに変えて、ただ写すだけと思っていました。

簡単かな?...と思いきやどこから始めていいのか分からない。
まるで、絵を描く時どっから描くの?と言う感じでした。
まず、3つのイラストがあったので、真ん中にあった袖の直角の所( 袖線 )を見つけ、そこを起点に始めました。
先に直線部分を引き、最後に曲線部分というように引きやすい所から引いていきました。
本当にこれで良かったの?


その後、私の専属講師(?)塚原先生(←先ほども紹介しましたが以前当社でアルバイトしてくれていて今は某専門学校の講師)に聞いてみました。
基本的にはトップス(上に着るアイテム )では、後ろ身頃→前見頃→衿・袖の順番で。
後ろ身頃は後ろ中心、前見頃は前中心から引いて行く。
』とコツを教えてくれました。

本当はこうだったの…
 


ブラウス・スカートはこうなの…
 

 でもなぜ、後ろ身頃の後ろ中心から引くの?またまた 疑問!?

さらに、聞きました。
原型を作るときも背中を起点に割り出していくので、“後ろ見頃の後ろ中心が基準”になっているのではないか?』という事でした。

洋服を作る上では、「背中の線」って凄く大切なんですね。
やっと解りました。納得納得!!


(2)洋裁雑誌に書いてある“製図の見方”が良く分からない?
   ・・・と言ったら

「洋裁雑誌に載っている製図は難しい所を省いてある“案内線と出来上がり線の関係”を理解すれば、そんなに難しく考えなくても大丈夫ですよ〜」と優しいお言葉
“案内線がナビゲーター”の役目ということです!!
まず、案内線を引くということですね。
『 案内線 』を基準に長さが書いてある事も更に解りました。
これでやっと洋裁雑誌に書いてある「 製図 」を理解することが出来ました。
(3)曲線はどうすればきれいに引けるの?
   ・・・と思い洋裁の本をいろいろ見ました。

 『ゆるいカーブは直線の定規を使っても引けるが、急なカーブはやっぱりDカーブルーラがあると便利。Dカーブルーラーを少しづつずらすと、なめらかなカーブを引ける』と本に書いてありました。

でも、実際やってみるとあまりうまく引けず、もしかして、自分って不器用なの?

そこで、また聞きました。
「まず、フリーハンドで製図上に書き、その線にそって定規をあてればうまく引けますよ〜」これを、実践。

まずまずうまく引くことが出来ました。
これで、自分でなんとか製図を引けることが出来るようになったと思います。


 今回、“製図”では苦労しましたが、
いろんな人達に“製図の書き方やコツ”を聞き、
自分なりに製図のことが理解でき洋裁がとても楽しく思えてきました。
(でもこのコツを聞くのにお酒をごちそうする羽目に。。。は〜っ、@_@;

次回は、何を作るか決めていませんが、洋裁雑誌に載ってる製図さえあれば、
何でも作れるように思えてきました。自身過剰かな?

次回もがんばりますので、ぜひ、ご覧頂ければうれしいです。。。


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