素朴であたたかさを感じる布をお届けしている生地屋です「生地のヨシムラ」
パパソー・親ばか日記

▲TOP 第4回:夏だ・祭りだ・甚平だ!!

子供たちも休みに入り、いよいよ夏本番!お祭りや花火の季節ですね〜
どんなものを着せて夏の思い出を作るか?今が一番と悩む時期です。

今回はそんな夏の思い出で作りの一助に!子供にぴったりの夏定番『 甚平 』作りにチャレンジします。

甚平って和服!?
 今まで作った洋服とはどこが違うの?
和裁経験のある人ならすぐお分かりかと思いますが『 和裁と洋裁の違い 』は、“和裁直線”で“洋裁は曲線”です。(もちろん私もやり始めるまで知りませんでした。。。)
ふんふん、たしかに和服って四角いイメージですよね。
ということは曲線がないので、作るの簡単???(*^_^*)

困った時のこどもブティック!
 初めての和裁に困っているとき、役に立つのが洋裁雑誌。
いつものように作り方が載っていないかと、洋裁雑誌を見てみると…
なんと、『 こどもブティックの2004年初夏号 』に甚平の作り方が載っているではありませんか!!
毎回、こどもブティックにお世話になっているので、私にとって洋裁のバイブルのような存在。
頼りになります

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まずはいつもの生地選び♪
 今回は甚平ですから、やっぱり和柄は外せません!
でも、どうして夏になると浴衣や甚平など和柄調のものが重宝するのでしょうね?
やっぱり季節感は国民性を映す鏡なのでしょうか?

生地の方は、ホームページの内でも和調柄の商品をご紹介していますが、今回は特に最近人気急上昇の板谷なおみさんの古代縮緬(明治初期のもの)を現代風にアレンジした なおみコレクション の生地を使うことにしました。
和柄の大きい柄なのでサンプルを用意してないのですが、今回はいくつか『 なおみコレクション 』の生地をご紹介します。

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なおみコレクションに興味のある方はこちら


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:ナオミコレクションは只今東京店にて販売中です。
  実物をご覧になられたい方はぜひお越し下さい。
大阪地区の方はお手数ですが、ご希望品番を事前にご連絡いただければ東京店より取り寄せます。)

用意したもの
92cm巾の生地を180cm使用しました。
生地代1404円(78円/10cm)
コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S492-7@252円
方眼定規 (品番:S490-1 @840円
糸(品番:Y499-8 @199円
その他…ミシン・ハサミ

型紙作り
今回はこどもブテックの2004年初夏号の36ページを参考に
コピクイーン『 方眼製図紙 』を使って型紙作りをしました。

そういえば、甚平って上着とパンツがありますよね。

う〜ん、意外と結構大変そう。。。(^^;)
上下作るのは、今回が初めてなんで。。。
ちょっとでも簡単にするために、今回もポケットは省いてしまいました。

夏が終わる前に作らねば…

型紙に合わせ、生地をカット !!
 まずは生地に型紙を乗せてみて。
上着とパンツがあるので今回はこんなにパーツがいっぱい。
う〜ん、う〜ん

でも、生地をよく見ていると・・・ウン?
なんと、プリントに方向があるのではないですか!!
ヤバっ、...ということは一方裁断しなくちゃダメ?
パーツの置く向きに注意が必要です。
洋服と違って、前と後が肩でつながっているので、方向がある生地だと前と後ろの向きが違ってしまうんです。
そこで、パンツも上着に合わせて前と後ろと方向を変えピン止めをしました。


そして、生地カット
和裁=直線縫いが多い!のでこちらはとても簡単

縫 製
 さて、ここから縫いはじめ。
まずは『パンツ』から
最初に脇線を縫います。
縫製の工程はこんな感じです。
(パンツ)
▽▼▽
(1) 脇線を縫う
  → 縫い代にジグザグ
(後ろ側へ片倒し)
(2) 股下を縫う
(3) 股上を縫う
(4) 裾の始末
(三つ折りにして上からミシンで縫う)
(5) ウエスト
(三つ折りにして上からミシンで縫う)
(6) ゴムを通す。
ハプニングが発生 
  ありゃりゃ?!
急いで縫っていたらなんと裾とウエストを間違えて縫ってしまいました。
ウエストにゴムが通せない。
う〜ん、ど〜しよ〜!!

しおりちゃん、ゴメン。
今回はサスペンダーを使ってね。
皆さんは私のようにならないよう、気をつけて。

▽▼▽
続いて、過去は振り返らず、
気分をかえて『上着』作り。
ヒモ作りはステッチが見えるので慎重に。
▽▼▽

スリット縫いは
前端から反対の前端まで長丁場です。
ふ〜っ
▽▼▽

衿を付ければもうすぐ。ひ〜っ
縫製の工程はこんな感じです。
(上 着)
▽▼▽
(1)ひもを作る。
   (縫い代分1cmを中に折り込んで周りを表から2ミリのコバステッチをかける)
(2)袖を裏側にして二つに折り袖下を縫い→縫い代にジグザグ( 片倒し )
(3)後ろ中心を縫う→縫い代にジグザグ( 片倒し )
(4)ひもをはさみ、脇線を縫う。
(5)前端→裾→スリット→裾→スリット→裾→前端と一気に縫う。
(6)衿を作る→ひもをはさんで衿をつける。

うんっ、これでやっと完成です!


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モデル業が板についてきた!?


髪を整え豆絞りを頭に絞め、
ちょっとおしゃめに口紅塗って、
そして、右手にはうちわを持ち...
お祭り気分の娘でした。

ちょっと一言・・・
今回使った生地はプリント柄に方向性のある生地でした。
ですから、方向性のある生地は一方裁断することを忘れてはいけません。
ちなみにどんな生地の場合一方裁断するかというと次の通りです。
参考にしてください。

一方裁断をする生地
モチーフが同一方向を向いているプリント柄。
◇ 方向性がわからない場合はどちらかを上に決めて一方裁断をオススメします。
追いかけ縞のイレギュラーストライプ。
追いかけ縞の格子。
毛並みのある生地。
一般的な毛並みのある獣毛(例:カシミヤのコートなど)シャギーやモッサーなどは、なで毛(上から下えの毛並み)で断ちます。
コーデュロイやベルベットは、生地が濃く見えるため逆毛(下から上への毛並み)で断つのが一般的。(そうでない既製服もたまにあります。)
ニット地。
◇ニットは編み終わりがほつれやすいので、裾側はほつれにくい編み始めにして裁断します。





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最後に・・・
今回使用した板谷なおみさんの
『なおみコレクション』は
実店舗にもご用意していますので
お近くの方は是非お越し下さいね〜



それでは、次回もお楽しみに。。。


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