素朴であたたかさを感じる布をお届けしている生地屋です「生地のヨシムラ」
パパソー・親ばか日記

▲TOP 第7回:ハッピー・ハッピー

 年の瀬を迎え、今年ももう残りあとわずか。
暖冬と言うこともあって、ホワイトクリスマスというよりはそろそろ春の装いを考える時期になってしまいました。
当社でも現在春物サンプルを準備している真っ最中です。
そこで、今回は冬物に見切りをつけて・・・?一足早く春を先取りして作ることにしました。

服作りって!?

パパソーを始めWeb用の作品を制作するときには
毎回何を作るか考えるのはとても楽しいのですが、すっごく悩みます。
私の場合はこれまでは・・・
まず、作るモノを決めて、それからそれに合う生地を選んでいました。

▽▼たとえば▼▽
娘に合う洋服
自分の好きなアイテム
季節感を考えたモノ
必要に迫られて
  …などなど出来上がりの絵が出来てから素材を決めていました。

 皆さんはどうですか?きっとこんな事を考えて作るのでしょうか?
でも、洋裁上級者の方のなかには生地に惚れ込み『この生地をどう料理するか?』と、逆に生地を決めてから作るものを考える方もいらっしゃるのではないでしょうか?

▽▼▽
生地選びからスタート

 そこで、今回はまず生地を決めて、それから作るものを決めようということで、出来上がったばかりの洋裁上級者用の春物サンプル帳をみることに...
すると・・・ ハートマークの生地を発見!?

『アッ!この生地だ!』(^_^)v
早速、反物を持ってきて良く見ることに。。。
これぞ『しおりらしい !!』今回はこの生地できまり!
(実は自分で仕入れていますが...)

ハッピー・ハッピーの謎!?

 
ところで私事なのですが...どうして『しおりらしい』かといいますと
娘が一歳頃の話なのですが、
車に乗っていると外を指さし『ハッピーハッピー』と言ったのです。
そこには『ハートのマーク』があったのです。
まだ、一歳の娘は「パパ・ママ」ぐらいしか話せなかった時にです。
なぜ、娘が『ハートではなくハッピーハッピー』と言ったのかは今でも謎です。
そして、今でも娘はハートマークを見ると
『ハッピーハッピーなんだよね!幸せなんだよね!』といい、
そんな娘を愛おしくちょっと誇りに思います。

そんな思いからパパソーの“オリジナルラベル”には
『ハートマークにHAPPY HAPPY』と入れていたのです。

▽▼▽

また第3回 パパソー“夏の定番 Tシャツにチャレンジ!“では
『私は、あなたがいつでも“HAPPY HAPPY”でいられるように願っています』...
と娘へのメッセージをプリントにしたりもしました。




…ということでハートマークの生地を見つけた時に
これぞ、しおりらしい』と思ったのです。
そして、今回はその生地を使って作る事にしました。

この生地どう料理しよう?

 さてさて、どうすれば生地を活かせるの?
生地の特長は...
(ニット地。カットソーとして作れる。)
などなどいろいろ考えていると、この生地裏側も可愛いい。
実は、この生地二重編みジャカードでリバーシブルになっています。
表がピンク地、裏は紺地にボーダーで裏も使えそう。

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リバーシブル
の生地なので裏表両側使って作ろうと考えたのが、切り返しのあるタートルネックのワンピースです。

型紙作り

 いつもは、こどもブティックの型紙を活用して作っていますが、
今回はオリジナルデザインなので
前回作ったドレスを参考に型紙を作りました。

ニット素材なので伸びるから、ピッタリで型紙を作ります。


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でも、ちょっと不安。(いつもながらアバウトなサイズで作ったので)
本当に着れるかな...

裁 断

 型紙にはあらかじめ縫い代をつけてあります。

● 脇・袖下 1.5cm
● ウエスト切り替え・袖山・衿ぐり 1.0cm
● 裾 2cm 

あとは、型紙をピンでとめカットするだけです。

どっちが良いの?

 出来上がりをイメージしてパーツを並べてみました。
すると、逆の組み合わせもいけるのでは...どっちでもOK!
最後は好みで決めました。



そこで、ちょっと思ったこと...
例えば、表だけを使ったりとか、また裏だけを使ったり、
さらに、切り返しの場所をかえたりすれば一枚の生地でも
組み合わせ次第でいろんなパターンができるな〜と思いました。
皆さんもこう思いません?

表地
165cm巾の生地だったので今回は50cmできます。
〔品番:5027-1〕
春物上級者用サンプルです。

春物上級者用サンプル
 を貸し出し希望の方はこちらまで

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コピクイーン(方眼製図紙) 糸(レオナ66・50番)
品番S492-07 252円 品番Y498-6 168円

縫 製

 縫製は以下の手順で縫っていきます。

縫い合わせる所すべてにジグザグミシンでかがり縫いをします。
切り返しの所を縫い合わせます。
脇・肩を縫い合わせます。
袖下を縫い、袖を取り付けます。
ネックの脇を縫い合わせ、ネックを取り付けます。
最後にネック、裾口、袖口の始末。

以前にもTシャツ(カットソー)を縫っていたので、
今回は最短の正味1時間で縫うことができました。
(あぁ〜、この1年で少し成長したな・・・)
自分で言うのも何なんですが、お店で売っているような出来映え!
満足です。


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そして、完成を祝ってクロスランドのスタッフと乾杯。
どういう訳か、みんなお酒好き。
このところ、毎週理由をつけて飲み会。
洋裁をしているよりも、居酒屋でミーティングしている時間のほうが長いかも?

娘の喜ぶ顔を夢見て

 縫製は以下の手順で縫っていきます。

 そして、出来上がりを持ち帰ったのですが、娘は既に寝ていました。(飲んで帰れば当たり前?!)
そして、翌日しまじろうのクリスマスコンサートに行くので、その時着てもらおうと思ったのですが、、、
何と!、心配していたことが現実に!!!
>>> 頭が入りません!!

生地は伸びるのですが、縫った所が伸びないのです。
ストレッチ用の糸を使ったのですが、やはりニット用のウーリー糸で縫わないとダメだったのかも???
でも、なんとしても着てもらいたかったので。
無理矢理着せました。

このため、実は...ちょっと縫い糸が切れてしまい残念ながらコンサートに着ていけませんでした。
残念...

娘はしまじろうのクリスマスコンサートに行けてご機嫌だったのですが私としては複雑な気持。。。。


おまけ:親ばかでスミマセン(^^;)

 前回のパパソーで作ったドレス。
結婚式で娘の晴れ姿の写真が撮れましたのでお約束通りご紹介しま〜す。



この時、娘が乾杯の挨拶をしていたのですが、
緊張のあまり『できないよ。。。』といって周りをやきもきさせていました。
最後には小さな声で『乾杯』と言ってくれて皆さんから『可愛い』と声援を受け、
その場の主役になりました。
親としてホッとすると共に自分の作ったドレスを
娘が着てくれることの嬉しさを実感できた瞬間でした。


よく洋裁の上級者の方から「娘のウエディングドレスをご自分で仕立てたい」
というご相談を頂きますが、きっとこんな気持ちなんでしょうね

▽▼▽
今年1年お世話になりました。

 クロスランド(生地のヨシムラ)を立ち上げてから早9ヶ月、
くじけそうなときもありましたが振り返ってみると
こんなに早くドレスまで出来るなんて。。。
どうやら無事に年を越せそうです。
今年一年のご愛顧をありがとうございました。
この場を借りてお礼を申し上げます。

来年も皆さまのご期待に応えられるよう頑張りますので、
これからも暖かいご声援をよろしくお願いいたします。


それでは、皆さんも良いお年を♪


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