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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第11回:〜 刺激をうけて 〜

 梅雨も終盤になって、夏も もうすぐそこまで来ました。
皆さん、夏の予定はお決まりですか?
これからの夏の強い日差しを考えると、子供にとっては、やはり 帽子は必需品
ということで、今回のパパソーでは暑い夏場に子供が熱射病にならないように『帽子作り』を紹介したいと思います。

▽▼▽
本当の理由

 ...と、もっともらしい理由付けをしましたが、今回帽子を作ろうと思ったのには、実は別の理由がありました。

それは...先日(5/15)東京お台場のビッグサイトで行われた『デザインフェスタ』にClothlandスタッフ道川さんが個人出展する!!と言うので娘のしおりと一緒に遊びに行った時のこと。
(画像は道川さんのお店の前で


他のお店ももちろん見て回っていると、なんと!そこに、当社で以前アルバイトをしていたN君(ちょっと前まで帽子職人)が帽子屋さんを出店していました!!

で、その時、N君に『クロスランドでもいろいろな洋服を作っているから、たまには会社に遊びにくれば...』と話したところ、それから1ヶ月位してクロスランドの製作現場(服作り工房でメンズジャケット製作中)に現れたのです!! 


▽▼▽

 そこで、せっかく来たのだからプロの技術を見せてもらおうと、帽子の作り方を伝授してもらいました。
(伝授といってもメモにパーツと縫う工程を教わっただけですが。(^^;) )

 N君曰く、帽子作りはパーツが少ないこともあって簡単♪と聞き、それならばパパソーでも出来るのでは!ということになり、今回の企画となりました。
後から考えると、職人さんの簡単って素人にはむずしいのでは!)(>_<)
N君も帽子作りを教えてくれた後、服作り工房のメンズジャケットの製作も手伝ってくれ『ジャケット作りは学生の時以来!』と久しぶりの服作りをすごく懐かしがっていました。
そして、その後はみんなでビアホールに繰り出し『服作りの話題を肴』に盛り上がったのは言うまでもありません。

そういえば、服作り工房で以前N君の作ったハリスツィードの帽子を紹介したこともありました。

型紙作り

それでは早速帽子作りに。。。
まず最初は、N君に書いてもらった虎の巻を参考に早速作成...と行きたかったのですが、いくらパーツが少ないといってもやっぱり型紙は必要
サイズが合わなければダメですよね。
そこで、図書館にいって型紙の載っている本はないかと探して見ると、パパソーのバイブル子供ブティックを出版しているブティック社の本で『こどもの帽子』という本に型紙が付いてました。
そして、借りてきたその本の中から、ひさしのある帽子の型紙をコピクイーンにトレースしました。

★ ちょっと一言・・・コピクイーンって? ★
 コピクイーンとは、型紙を写すときのトレーシングペーパー。
 お値段240円でそれほど高くないですし、何より使い勝手が良いので便利です。
 Clothlandではこういった小物まで取り扱いがありますのでご希望の方は
 お申し付け下さい。

型紙のパーツは全部で3つだけです。
   トップクラウン天井の部分)
   サイドクラウン頭横の部分)
   ブリムひさしの部分):言葉は覚えておいてネ


そして、生地選び
 
 今回、帽子の表側に使った生地は今年のトレンド“ナチュラルテイストの綿麻キャンバス地。
サラッとした麻の肌触りとコットンの柔らかさを兼ね備えた清涼感のある素材です。
そして、裏側は逆に大胆な配色でインパクトのあるストライプの生地です。

それぞれの生地の用尺やお値段、色柄はこんな感じです。  

6502-2:綿麻キャンバスワッシャー
拡大して見る
表 側(綿麻キャンバス地:6502-2 夏物ホームソーイングに掲載中
 生地幅 108cm を 40cm使用
 生地代 632円(158円/10cm)
6502-2:綿麻キャンバスワッシャー
拡大して見る
裏 側(アルコバレノ:6507-1夏物ホームソーイングに掲載中
 生地幅 110cm を 40cm 使用
 生地代 512円(128円/10cm)
夏物ホームソーイング用サンプルが欲しい方はこちらまで
 >>>  http://www.clothland.com/ordersample.html 

ナチュラルな色合いとビビット』なコントラストは『優しさ力強さ』を合わせ持ったイメージで夏らしい配色の帽子になりそうですね。

▽▼▽
裁 断・縫 製

 型紙にはあらかじめ1cmの縫い代を付けておきます。
あとは、型紙をピンで留め、カットするだけ。

そして、芯地を張ります。
トップクラウンとサイドクラウンの表側に張ります。
ブリムは表裏に両側に貼ります。
縫い方の手順はこんな感じでした。

1: 表側のサイドクラウン縫い合わせます。(縫い合わせた所は割ります)
2: 表側のサイドクラウンとトップクラウンを縫い合わせます。(縫い合わせた所は割ります)
3: 裏側も上記1.2と同様に縫い合わせます。(縫い合わせた所は割ります)
4: 表側ブリムを裏側にしてを縫い合わせます。(縫い合わせた所は割ります)
5: 裏側ブリムを裏側にしてを縫い合わせます。(縫い合わせた所は割ります)
6: 表側ブリムとを裏側にしてを縫い合わせます。(縫い合わせた所は割ります)
7: ブリムを表側にして端から0.5mmの所にステッチをします。
8: 表側のサイドクラウンと表側のブリムを縫い合わせます。
9: 表側クラウンに裏側クラウンを入れバイアステープでパイピング。

今回のポイント  

とにかく曲線が多いので
  ピンを沢山使って縫うこと!

 もちろんいせこみもあったので配分を見ながらの
 ピンどめはちょっと面倒でした。
 吊らないように慎重に!
リボンテープはバイアステープで代用

 クラウンとブリムの内側を止めるリボンテープは
 帽子を安定させたり汗止めに必要ですが、
 今回手作りのバイアステープで代用しました。
 ハギレでバイアステープを作ってのパイピングは
 最後難関。(-_-;) 

想定外でした  

 製作当初の予定では、表側無地と裏側ストライプの組み合わせで
リバーシブルのようなデザインを考えていたのですが、
実際に合わせてみるとストライプの生地が厚くゴワゴワして使い心地が悪そう。
こんな感じで、パーツを用意してあったのですが...



モノって、デザインも重要ですが、 使ってみてどうか?というほうが、もっと大切ですよね。
そこで今回は急遽、内側のクラウンの部分にソフトな肌触りのコットン100%のローンの生地に変更ました。
ちょうど、社内に丁度良い端切れ(ハギレ)があったので有効活用です。
皆さんも洋裁で余ったハギレはこういったところで使うと無駄なく処分できますヨ
多少の変更はありましたが、完成しました。


↑拡大して見る



初めての帽子としては結構上手く出来たのではないでしょうか。

▽▼▽
試 着

 早速、家に持って帰って娘にかぶってもらいました。
作っていて小さいのでは?...と少々不安でしたが、ピッタリの大きさで安心しました。

刺激をうけました

 最後に...
デザインフェスタに行ったことが、今回の帽子作りのきっかけになったのですが、イベントもパワフルで大変刺激をうけるものでした。
行く前にデザインフェスタのことは聞いていたのですが、会場で配られていたパンフレットには、『クリエイティブを目指す人なら誰でも参加でき、3歳と5歳の姉妹のお絵かきから93歳の手芸家まで、世界中から参加している』と書いてありました。
3歳の子も参加していたのですね。
娘のしおりと同じ歳だったのです。
しおりも何か感じたのでしょうか、スタッフの道川さんの似顔絵を描いてサインをしていました。
でもきっと、娘は風船を貰ったりパンダと遊んだことのほうが楽しかったと思いますが。


デザインフェスタの中で特に衝撃的だったのはタトゥー(ボディーアート)でした。
人が見ている前で、実演していました。
衣服の事を第2の皮膚といいますが、第1の皮膚(自分の身体)もファッションするのですから、良い悪いは別としても凄いですね。

次回のパパソー何を作ろうか考えていませんが、デザインフェスタで刺激をうけたので『何か新しい事にチャレンジ』して作ってみたくなりました。

それでは、次回もパパソーをお楽しみに。。。


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