素朴であたたかさを感じる布をお届けしている生地屋です「生地のヨシムラ」
パパソー・親ばか日記

▲TOP 第15回:〜 心までウキウキ! 〜

 この冬は寒さが厳しかったせいでしょうか、春の日差しを早く感じたい今日この頃。
皆さんはいかがお過ごしですか?

今回のパパソーでは、春が待ち遠しいので一足早く春の装いを考えてみることにしました。
春の装いって厚いコートを脱ぎ捨て軽やかで“心までウキウキ”ですよね!
とはいえ、『いざ何を作ろうか?娘にはどんな服が合うの?』と考えてみるとなかなか作りたい物が決まりません。
そこで、まずは生地を決めてから作る物をイメージすることにしました。


▽▼▽

生地選びからスタート
 
 出来たばかりの春物ホームソーイング用のサンプルを眺めていると、明るい商品も多く見てるだけでもちょっと暖かい気分にさせてくれました。
日頃から沢山の商品仕入をしている私ですが、それでも出来上がったばかりのサンプルを見るのはいつもながらワクワクします。
サンプル作りは『トレンド性やシーズン性、ニーズにあったモノや新しいモノ』といったようにいくつもの要素を取り入れ商品の組み立てていくのですが、いざ自分で作る生地を選ぶとなると、やはり、好きな生地に目がいってしまいますよね?

そして、今回私が選んだのは春物ホームソーイング用サンプルの中からコットン100%で肌触りが良いタッターソールチェックの生地でした。

この生地を選んだ理由は、、、何といっても私自身がチェック好きで娘に似合いそうだからです。

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ちなみに、タッターソールチェックとはロンドンの有名な馬市場を創立したリチャードタッターソールの名にちなんだもので、馬にかけられていた毛布の柄がその由来です。
元々は、白地にエンジと黒が交互に格子になっていたものですが、今では違う配色の物も多くあり別名乗馬格子と呼ばれています。
本来ベストの柄でしたが、今ではシャツやスカートそして子供服にと幅広く使われる格子柄となっています。

〔品番:8508-01〕:春物ホームソーイングに掲載中

春物ホームソーイング用サンプルご希望の方はこちらまで


次はデザインです
 
 タッターソールというと自分では一番にシャツを連想しますが、子供服としてはワンピースやスカートにも可愛いので、今回はワンピースを作ってみる事にしました。
そして、私がデザインしたのがこんな感じのワンピースです。

そして今回のポイントは・・・ ずばり!! 

ハートのポケットです。

パパソー(娘)のトレードマークともいえるハートマークをモチーフにポケットをデザインしました。

でも、このデザインってワンピース?それともジャンパースカート?どっちなの!?

ジャンパースカートって『ノースリーブまたは短袖の上着とスカートが一緒になったモノで、普通ブラウスやセーターの上に着るモノ』みたいだけれど、セーターの上に着るとジャンパースカートになるのかな?
ジャンパースカート自体ワンピースの一種だから、まぁ〜どっちでも可愛ければいいか?

そして型紙作りです
 
 今回オリジナルデザインの型紙なので、子供ブティックに付いていたいくつかのワンピースの型紙を参考に作りました。
そのため、製図がなく各部分の寸法は計っていません。
そして作った型紙はこんな感じでした。

ハートマークはフリーハンドで型紙を作りました。
修正を加えながら形を整えます。

【 今回用意した物は下記の通りです 】
表地(品番:8508-01)
  112cm巾の生地を90cmを使用しました。
コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S512-07)
方眼定規(品番:S510-01)
糸(品番:Y519-生成り)
平ゴム7mm

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次は裁 断です
 
 その前に地直しをしたのですが、テーブルクロスにアイロンを掛けているような感じでした。
タッターソールってテーブルクロスにも合いますね?


ポケットのハートマークはこのワンピースのポイントなので目立つようにバイアスで裁ちました。
ポケットだけをバイアスチェックにすることで、存在感が増していきます。
後は、生地に型紙を置いて縫い代を加え印をしました。
そしてハサミで裁断します。

ようやく、各パーツが出来ました。

いよいよ、縫 製です
 



今回の縫製のポイントは
何と言ってもポケット付け

ハートのポケットは曲線が多いので、ポケット口に見返しを付けました
 (見返しは上半分です)
中を表にしてハートマークに沿って縫います。(曲線が多いので慎重に!)
表に返してアイロンで形を整えます。
ポケットをコバステッチで身頃に縫います。
 (コバステッチとは端ギリギリを縫うことです)
ハート型のポケットなので一番上部まで縫うとポケット口が狭くなり、逆に幅の広い所までですと上が重みで折れるので、バランスを考えながら縫い位置を決めました。


…自分で言うのもなんですが、
 結構うまくポケットが付きました。 (^_^;)

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▽▼▽

縫い方の手順はこんな感じでした 】
ポケットを作りつけます。
脇を縫います。
(あらかじめ縫い代にはジグザグミシンをかけておき縫い代は割ります)
袖をつけます。(縫い代は片倒しでジグザグミシンをします)
衿ぐりを縫います。(ゴムを通すので1cm幅の三つ折りにして縫います)
袖口を縫います。(ゴムを通すので1cm幅の三つ折りにして縫います)
を三つ折りにして縫います。

 パパソーなので技術はまだまだですが、それでも2台のミシンを使い分けています。
左が家庭用ミシンで縫い代の始末のジグザク縫に使い、右が職業用ミシンなので直線縫い専用して使い分けています。
職業用ミシンは実はいただき物です。
(某服飾系学校で講師をしているクロスランドスタッフ塚原さんの先生から余っているのでということで貰ったものです。ありがとう!!)

家庭用ミシン 職業用ミシン



そして最後は
ゴムテープを通して完成です。

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試 着
 
 娘のしおりに出来上がったワンピースを見せた所、ハートのポケットが気に入ったみたいでとっても喜んでくれました。(ウキウキでした)
そして、娘に早速着てもらいました。
お気に入りのハートのポケットに手を入れてポーズを決めています。


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でも、素足がちょっと寒そう!
まだまだ外には着ていけません。
そこで、パンツを下に履きチュニック風なスタイルで着てもらいました。

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 チュニック風というよりは、まだまだ娘には早いですがマタニティー風にも見えますね。
娘が喜んでいるので良しとしましょう。
これならば、直ぐにでも表になんとか着ていけるかな?
よかった。よかった。

ちょっと一言
 
 生地選びをしていて感じたのですが、やはり何かを選ぶ時つい好きなモノを選んでしまう事ってありませんか?
たとえば、いざ洋服を買うとき、たまにはちょっと違うものがほしいけど、でも結局は同じような色やデザインの洋服になってしまう事ありますよね。
年を重ねるごとに年々ファッションに対して保守的になっていくのでしょうか?
それとも自分に合う服を見極めるセンスが養われてきているのでしょうか?
皆さんはどっちだと思いますか?
できれば後者でありたいですよね。
でも、年をとっても時には新しいモノを取り入れる気持ちだけは持っていきたいものです。
そして、自分にとって新しいモノを着た時きっと『心までウキウキ』するのではないでしょうか...。


話は変わり、最後になりますが、新春大売り出しにはたくさんの方にご来店頂きありがとうございました。
私自身売り出し会場でたくさんの方に声をかけていただき感謝しています。
服作り工房で作ったジャケットを着て
接客していたこともあって、

これですね?作ったジャケットは!』とか
パパソー見てますよ。娘さん可愛いですね』など

家庭用ミシン

たくさんのお言葉を頂き
大変うれしくかったです。
どうもありがとうございました。
それで気を良くしてしまったというか、社長に頼み込んで遠地の方で新春大売り出しにご来店頂けなかった方のために冬物最終セールをクロスランドで開催することにしました。

詳細は別途新着情報を作りましたのでこちらをご覧下さい。
>> クロスランド 冬のクリアランスセール


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