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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第17回:〜 女の子らしい夏のレース 〜

 梅雨真っ只中の今日この頃ですが、皆さんはどのようにお過ごしですか。
こんな時期ですから、お部屋で洋裁を楽しまれるのも良いのではないでしょうか?

さて、今回のパパソーですが...
娘もだんだん成長して少しずつではありますが、女の子らしくなってきました。 
先月五歳を迎えた娘からは、早くも誕生日プレゼントにドレッサーをねだられました。

ちょっと前までは、ヒーロー物が大好きだった娘ですが、今はだいぶお姉さんらしくなってきました。
そこで今回のパパソーでは、女の子らしい素材として『コットンレース』を使って娘に1着作ることにしました。
この夏大人気のコットンレースですから、上手くできればきっと可愛い1着になるはずです。
ということで...

▽▼▽

■ まずは、レース選び! ■
 
 たまたまセール準備の時期と重なったこともあり、セール用に準備していたレースがあったので、今回その中から選ぶことにしました。
(何かセールに出す前にピンハネしているようですね、、、ゴメンナサイ)
そして、選んだレースはボーダー柄のベージュのコットンレースです。
レースの片側にはスカラップがついていました。
スカラップとは、帆立貝の縁のような波形模様をしていることから、(スカラップ=帆立貝の縁)と呼ばれています。

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そして、使用するレースも決まったので、次は作るアイテムとデザインを決めます。

■ そこで、こどもブティックを参考に! ■
 
 夏のレースということで、やはり盛夏号が良いのではと思ったのですが、製作段階では、まだ今年の盛夏号が発売されていなかったので、昨年のこどもブティックを参考にしました。

本にはワンピース、スカートなどがレースのアイテムとしては、多く紹介されていました。
デザイン的にはふんわりとしたティアードタイプが目につきましたが、今回のレースはボーダー柄なので、レースのデザインを活かすためにあえてシンプルなワンピースを作ることにしました。

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2005年こどもブティック盛夏号

■ そして、型紙作り! ■
 
 こどもブティック2005年盛夏号の60ページに載っていたAラインのワンピースの製図を参考に型紙を作りました。
掲載されていたワンピースの製図はゆったりとしたAラインのデザインで、後ろが全開ボタンでしたが、ウエストをシェープしてボタンをファスナーに変更しました。

そして、作った型紙はこんな感じです。

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■ 次は裁断! ■
 
 普通の生地はタテ地でとりますが、布目と平行にスカラップがついているレースなので布目のタテヨコを変えてとります。
その方が、裾や袖口のデザインとしてスカラップを活用することができるからです。
そして、このレースはボーダー柄なので柄合わせが必要です。
まず、スカラップと裾をあわせて型紙を生地にピンで止めます。
ズレないようにしっかり型紙をピンで止め裁断します。

【 今回用意した物は下記の通りです 】
表地 レース地108cm巾の生地(レース巾98cm)を110cm使用しました。
コピクイーン『方眼製図紙』 (品番:S512-07)
方眼定規 (品番:S510-01)
(品番:Y519-8)
コンシールファスナー (品番:B516-16)

■ 縫製前に! ■
 
 ワンピースの裾は普通まつり縫いや三つ折りにして縫いますが、スカラップがついたレースなので裾の始末が不要です。
スカラップの縁に沿って余分な部分をハサミでカットします。

切りすぎないように慎重に。
大変手間のかかる作業でした。
これだったら縫った方が早いのでは、、、とさえ思いました。

■ いよいよ、縫製! ■

 セール準備で何かと忙しく製作時間があまりとれなかったので、
今回はスタッフの塚原さんにちょっと助けてもらいました。
(ロックミシンとファスナー付けをお願いしました。)


(1) まずは、脇と後ろ中心にロックミシンをかけます。
いつもはジグザグミシンで代用していたのですが、今回は塚原さんの自宅で自前のロックミシンで縫って頂きました。
さすがに綺麗な仕上がりでした。

(2) 背中心を縫い合わせます。
ファスナーを付けるので裾からファスナー止まりまでを縫います。
そして、アイロンで割ります。

(3)ファスナーを付けます。
まずはファスナー止まりに印をつけ、ファスナーがズレないようにしつけ縫いをします。
そして、コンシールおさえを使ってファスナーのすぐ脇をミシンで縫います。
最後に下げ止まりの押さえがねがズレないようにペンチで押さえます。
余分なファスナーはハサミでカット。

(4)両脇を縫いあわせます。
ポイントは柄合わせが必要なのでズレないようにピンでしっかり止めます。
そして、アイロンで割ります。

(5)身返しのパーツを縫い合わせます。
下側はほつれないようにロックをかけます。

(6)アームホールのネック側4cmぐらいは表に返すために残しておきます。
そして、返した後に手でまつります。

【縫い方の工程はこんな感じでした】
脇にロックミシンをかけます。
後ろ中心にロックミシンをかけます。
後ろ中心の裾からファスナー止まりまで縫い合わせます。
コンシールファスナーを留め位置にしつけします。
コンシールファスナーはコンシールおさえを使って縫いつけます。
脇を縫い合わせます。
身返しのパーツを縫い合わせます。
身返しの下にロックミシンをかけます。
身返しをつけます。
肩を縫います。
アームホールのネック側4cmぐらいを手でまつります。
最後にファスナーと身返しをまつり出来上がりです。

そして遂に完成。



ワンピースの完成をみて『まさにこの生地、このワンピースを作るためにできたレースかな』と思った程でした。
ちょっと言い過ぎですかね!

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■ 試 着 ■
 
そして、早速自慢のワンピースを娘に着てもらうことに。



どうですか、皆さんうちの娘お姉さんぽくなったと思いませんか?
こどもの成長が早いと思うのは親だけでしょうかね。
親ばかだから良いのです。

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■ 最後に、ちょっと一言 ■
 
この企画で考えさせられたことがありました。
それは、今回使ったボーダー柄のレースに意思のようなものを感じたからです。

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まず洋服を作るときは、何を作ろうか決めてから生地を選ぶか、逆に気に入った生地があるのでその生地を活かして作る洋服を決めますよね?
そして、今回は後者の生地が先でそれを活かして作るものを決めました。
でも、この生地、出来るアイテムが非常に少ない。
それは生地自体にデザインが施されているため、逆に活かせるアイテムがスカートやワンピースぐらいしかなかったことでした。
もちろん、どんな生地でも向いているアイテムってありますが、特に今回のレースは『私をこういう物にして!!』という意思のようなものを感じたぐらいです。
そう考えると、今回まずまず料理することができたのではないでしょうか?と自画自賛の今回のパパソーはこれでお終いですが、もう一つ最後にお知らせです。

■ クロスランド セール のご案内 ■
 
最後にちょっとだけ宣伝を
クロスランドでは夏物セールを下記日程で開催します。
皆さん、ぜひこの機会にお気に入りの生地を見つけたくださいね。

期 間 は >>> 6/26(月)〜7/8(土)までの13日間

セールの対象商品や、サービス内容については
こちらの新着情報でご紹介しましたので是非ご覧下さい。

>>>クロスランド夏物セールのご案内


それでは、次回もパパソーをお楽しみに。。。


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