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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第18回:〜 はらはらドキドキ初めてのお買い物! 〜

 残暑厳しき折り、皆さんいかがお過ごしですか?
やっと最近は朝晩も涼しくなり、秋の訪れを感じることも出来るようになりましたね。
秋といえば、食欲の秋?スポーツの秋?そうそう洋裁の秋もお忘れなく!!

さて、
今回のパパソーですが、お買い物バッグを作ることにしました。
それには、こんな訳が...

娘も自立心が芽生え自分で気に入ったものが欲しくなったのでしょうか?
このごろお小遣いをねだってくるようになりました。
娘はまだ1人では買い物に行ったことがありません。
でもいつか、お正月のテレビ番組でよく見かける、はらはらドキドキの『初めてのおつかい』の様に、一人で買い物に出かけて行く日が来るでしょう。
そこで今回は、そんな素敵な記念日に使ってもらえるような『初めてのお買い物バッグ』を作りたくなったんです。

▽▼▽

■ そこで、まずはデザイン! ■
 
 お買い物バッグということで最初に思いついたのが、エコバッグでした。
エコといえば、昨今、環境問題が注目されていますが、みなさん知っていましたか?なんと一年に全国のスーパーマーケットで300億枚ものレジ袋が使われているのです。すごい数ですね。

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 そこで、無駄に資源が使われないように未来を担う子供たちのためにも、ちょっとお洒落なエコバッグを提案しようと思いつきました。
ところが、妻に相談したところ、『エコバッグって手提げやショルダーだよね?それだと、子供は両手の自由が利かないからダメね!』と言われました。

では、どんなバッグが良いのかと尋ねたら、『ナナメ掛けができて、両手が使えるポシェット型あるいはリュック型のバッグ』が良いのではないかと...
ポシェット型?リュック型!?なんかちょっとイメージが湧きません。
そして、色々と考えた結果、思いついたのが、ちょっとお洒落なポシェットとエコバッグをドッキングしたオリジナルバッグです。
そのバックは、ポシェット単体として使え、またエコバッグとして使え、さらにポシェットの中にエコバッグも収納できる、二度美味しい、いや三度美味しいバッグ!!3wayバッグです。


■ そして、生地選び ■
 
 ポシェット用の生地は、子供らしい生地をということで、最新の秋冬物ホームソーイングサンプルの中から可愛い水玉モチーフの『ファンシーツィード』の生地を選びました。

品番:1512-02:秋冬物ホームソーイングに掲載中

→秋冬物ホームソーイング用サンプルご希望の方はこちらまで

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 そしてインナーのエコバッグは、どうせなら環境にやさしいエコ素材を使おうと、エコマーク認定の生地を取り寄せました。
この生地は、東洋紡エコクラブのPETボトルから作り出した再生ポリエステル糸を使用している生地です。

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■ 型紙作り ■
 
 型紙作りはまず、バッグの大きさを決めることから始めました。
そこで、娘がどの位のモノなら買い物の時に負担にならず持てるかということで、500mlのペットボトルが2本入る大きさのバッグを作ることにしました。
実際にペットボトルの大きさを測ってそれを参考に、バッグの大きさを決め、型紙を作ります。

そして、出来上がった型紙はこんな感じです。


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【 今回用意した物は下記の通りです 】
ポシェット用表地(品番:1512-02)60cm
インナー用エコツイルの生地40cm
パイピング用生地ハギレ少々
コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S512-07)
方眼定規(品番:S510-01)
糸(品番:Y519-13、Y519-14)
スナップ(品番:H510-03)
くるみボタン1個
くるみボタンを作る道具

■ 次は、裁断 ■
 
 出来上がった型紙をピンで生地に止めます。
そして、ズレないように型紙に沿ってハサミで生地を裁断します。
ポシェットの肩紐とまちの部分は、タテ地でとると生地が100cmも必要になるので、今回はヨコ地でとりました。
裏側も表側と同じ生地を使用します。
インナーのエコバッグも手提げ紐とまちの部分はヨコ地でとりました。

■ いよいよ製作! ■

始めはポシェット作りから...



【 縫い方の工程はこんな感じでした 】
表布の外側になる布に接着芯をはります。
外側部分を袋の形に縫い合わせます。
内側部分を袋の形に縫い合わせます。
アイロンで縫い代の始末をします。(特に角は丸みを上手く出るように丁寧にかけます)
肩ひもは両端を縫い、ひっくり返してコバステッチをかけます。
外側部分と内側部分を合わせ間に肩ひもを通して縫います。
ひっくり返すので10cmくらい開けておきます。(内側部分は2〜3mmひかえて縫います)
最後は表にひっくり返して、蓋と縁にコバステッチをかけます。

◎ ポシェットの作り方のポイントは
縫い代の整理』です。
カーブに切り込みを入れたりして始末をします。


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◎ 出来映えの良さは、『アイロンワーク』が重要です。
内側の袋が2〜3mmひかえるようにアイロンをかけます。(出来上がった時裏がでないように)
仕上げのアイロンでいせこみながら角の丸みをだしていきます。
どうですか?出来上がったポシェットは綺麗に丸みをおびてますよね。

それもそのはず、今回難しい所は洋裁経験豊富なアルバイトの小林さんにお手伝いいただきました。
どうりで、上手く出来ていると、皆さん思ったでしょう?

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続いてインナーのエコバッグを作ります。
出来上がりの見栄えを考え、縫い代の始末はパイピングにしました。


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【 縫い方の工程はこんな感じでした 】
袋口を三つ折りで縫います。
袋状に縫い合わせます。
パイピングを施します。
そして、手提げひもを付けて
出来上がりです。

インナーは簡単に
取り外しができ洗えるので
便利です。

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最後はボタン付けとネームラベルを付けて完成です。
くるみボタンは手作りで作りました。
はじめはポシェットの共布で作ろうとしたのですが、
柄が大きく小さなボタンでは布をバランス良く配置できなかったので、
インナーのエコバッグの生地で作ることにしました。
画像は、くるみボタンを作る道具です。


■ くるみボタンの作り方... ■
 
■グレーの穴の開いた道具の中に、あらかじめカットしておいた布を入れます。
■次にボタンの表側を入れます。
■そして、布の切り端は中にしまい、今度はボタンの内側でふたをして、さらに赤い道具をのせ強く押せば完成です。

■続いて、ミシンでボタンホールを縫いカットします。

最後は手縫いでネームラベルを付け...

■ 完成! ■
 
3wayバックと述べましたが、完成してみると実は、4つの使い方があることに気が付きました。
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内袋のエコバッグを裏返してみると、2つのスナップにより口が閉じらる持ち運びに便利なシンプルバッグに変身します。
内袋がリバーシブルで使え、そのうえ中が簡単に洗える優れもののエコinポシェット遂に完成!

■ 娘にお披露目! ■
 
出来上がったエコinポシェットをみせると娘も大喜び!(*^_^*)
早速、お出掛けの時に持って行ってくれました。


創作意欲旺盛な娘は相当気に入ったのか、自分でも作りたいのでパパの弟子にして欲しい!!と言っていました。
うれしい限りです。

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■ 最後に... ■
 
 冒頭でもちょっと触れましたが『初めてのおつかい』という番組、実は私も娘が生まれて以来、毎回見ています。
でも、もし自分の娘がと考えると、心配でたまりません。
そしていつも感心するのですが、『子供ってすごい!!』くじけそうになりながらもなんとか頑張るんですよね。
いつか、一人でお使いに行く娘の成長を楽しみに待っている反面、その時のことを考えると不安で不安でいっぱいです。
『可愛い子には旅をさせよ』と言いますが、まだまだ私の方が娘をお使いに出す勇気がありません。
お子さんをお持ちの方、どうですか?
『親離れ』と『子離れ』どっちが先に来るのでしょうかね...。

それでは、今回のパパソーはこれでお終いです。
次回お楽しみに。


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