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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第19回:〜冬に備えて“可愛いコート” 〜

 日増しに寒さが身にしみるようになり、暖かい鍋が恋しい季節となりましたが、皆さん冬の準備はお済みですか。

さて、
今回のパパソーですが、妻にせがまれ娘にコートを作ることにしました。
妻から『一昨年買ったコートが今年は着られそうもないので、今度パパソーでコートを作ってよ!!』と頼まれたのがきっかけで、時期も時期ですから、早速冬に備えてコートを作ることにしたのです。

そこで、妻にどんなコートが良いいの?と聞くと

『可愛い色でAラインのステンカラー、そして衿がちょっと大きいコート』
というリクエストでした。
妻の話で、デザインは大体イメージ出来たので、今回はまず生地選びから始めました。


▽▼▽

■ まずは...生地選び! ■
 
 そこで、可愛いコート地はないかと探してみると、丁度上級者向けに12月お届け予定の格安奉仕品サンプルに淡い色のあるコート地があり、その中にとっても可愛い色のベビーピンクの生地を発見!(とはいえ、自分で仕入れたんですけどね)
※:上級者向け格安奉仕品サンプルについては新着情報でも採りあげましたのでそちらもご覧下さい。

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その生地は、女の子っぽく優しく暖かみを感じさせてくれるものでした。
その上、カシミヤを使用しソフトな肌触りで保温性にも優れているので、冬のコートには最適と思い、この生地に決めました。

■ 次に、型紙作り
 
 いつものように子供ブティックに型紙がついていないか探したのですが、今回は残念な事にイメージ通りの型紙が載っていませんでした。
そこで、一から型紙を作ろうと考えたのですが、やはりそれは無理なので、本に載っていた型紙をアレンジして作ることにしました。
それにしてもイメージ通りの型紙を探すのって大変ですね。。。

やっと、出来上がった型紙はこんな感じです。(縫い代は予めつけました)


■ そして、縫製前の準備 ■
 
まずは裁断です。
ズレないように型紙に沿ってハサミで生地を裁断します。

続いて印付けです。
生地にチャコペーパーをはさみ出来上がり線の上をルレットで印をつけます。

そして、裁断したパーツに接着芯を貼ります。
接着芯を貼る場所は、補強や型崩れをさせないための場所に接着芯を貼ります。
今回は『前端見返し・前と後ろの身頃・前と後ろ裾・袖口・表と裏衿』に接着芯を貼りました。



 表地の準備が終わったら、次は裏布の準備です。
今回の裏は総裏仕立てで、裏布にはアクセントとして楽しくポップなプリントの表地を使用しいました。
その生地は、シルクのような手触りで滑りが良いので裏布にも適しています。

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裏地も表地と同様型紙をピンでとめ、型紙に沿って裏地も裁断します。

【 今回用意した物は下記の通りです 】
表地(品番:1651-02)140cm
裏地(品番9520-2)120cm
芯地 (品番AM200-4)70cm
コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S512-07)
方眼定規(品番:S510-01)
糸(品番:Y519-19)
ボタン20mm 5個
木製ルレット(品番:S511-02)
チャコペーパー(品番:S512-15)
リッパー(品番:S511-06)
ピケ『ほつれ止め』(品番:R511-01)

 う〜ん、色々と小物を使いますね。
必要な物がありましたら当店でも付属品コーナーで扱っていますので
こちらにも寄ってみて下さい。

■ いよいよ、縫製 ■
 
各パーツが用意出来たら、
縫い合わせていきます。

【 縫い方の工程はこんな感じでした 】
背中心を縫います。
脇を縫ってポケットを付けます。
身頃の肩を縫います。
身頃に裏衿をつけます。
袖を作って袖をつけます。
裏地の後ろ中心を縫います。
裏地の前身頃と見返しを縫います。
裏地の脇を縫います。
裏地の肩を縫います。
裏身頃に表衿をつけます。
裏袖を作って裏身頃に袖をつけます。
表側と裏側を中表で縫い合わせます。(衿→見返し→袖→裾の順番で縫います)
表に返して返し口をまつります。
衿ぐりと見返しにステッチをかけます。
ボタンホールを作り、ボタンをつけます。


今回のポイント

ポケット付け
 ポケットの袋布は裏布を使い、向こう布には表地を使用しました。
後ろ布の内側のポケット口に、向こう布を合わせ回りを縫います。
前袋布を付け、表側からポケット口にステッチをかけます。
前袋布に後ろ袋布を縫い合わせ、表からポケット口の上下に3回とめミシンをして完成です。
パパソーで脇ポケットを作るのは初めてでした。

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袖付け
 補強で袖山に共布を使って、あて布をしました。
いせるので袖山にぐし縫いをします。
ピンでしっかり止めて、ズレないようにして袖付けをします。

袖付けが一番難しく、仕上げのアイロンで善し悪しが決まります。
どうですか、まずまずきれいに袖つけができました。

ネーム付け
 表地と同じピンクのネームラベルなので、すごくマッチしています。
ネームラベルの両端を2つに折り、上からステッチをかけます。

前身頃と裏の合体
 表衿と裏衿を中表にして、衿回りを縫います。
身頃と見返しを縫います。
衿を中とじします。
袖口を縫い合わせ、袖を中とじします。
裾を縫い合わせます。(ただし、返し口は残しておきます)
返し口から表に返して、最後に返し口をまつります。

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ボタンホール
 ミシンでボタン穴かがりをします。
リッパーを使ってボタンホールを開けます。
今回ちょっとボタンホールが狭くなって、リッパーでひっかけほつれてしまいました。
そこで、ほつれ止めのピケをつけて補強しました。

そして、ボタンをつけ完成です。可愛いコートが出来ました。
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■ 早速、娘にお披露目! ■

 持ち帰って娘に見せると、娘はなんと『テレビ番組の女王の教室で天海祐希さん演じる(阿久津真矢)』みたいと言いだしたのです。
思いも寄らなかったのでびっくり!
きっと娘はロングで細身のシルエットだったのでそう思ったのでしょう。

作った方は可愛いコートだと思って作ったのに、娘は怖い先生のイメージだったとはちょっと笑いです。
すまして着ていましたが、でも、最後はこのコート“とても柔らかくて暖かい”といって喜んでくれました。

 折しもこの日は今年一番寒い日だったこともあり、最後はカシミヤの生地に助けられました。
さすが、カシミヤ!娘にも生地の良さが伝わったのでしょう。
良かった!良かった!!


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そこで最後に...
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■ ...ちょっと耳より情報! ■
 
 今回表地で使用したカシミヤの生地ですが、冒頭でも簡単にご案内しましたがこちらは洋裁上級者向けに12月にお届けする予定の格安奉仕品の商品です。
こちらの商品は日頃の感謝の気持ちを込めた、超お買い得商品ばかりです。
そして、今回はカシミヤやアンゴラなどの高品質の商品をお値打ち価格でご提供しています。
店頭では早くも格安奉仕品をご紹介していますので、お近くの方はぜひこのチャンスにご来店してください。

格安奉仕品については新着情報で詳しくご紹介しましたのでそちらをご覧下さい。

    >>>新着情報(格安奉仕品のご紹介)


それでは、今回のパパソーはこれでお終いです。
次回もお楽しみに〜。 (^^)/~~~


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