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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第20回:〜キルティングで“リバーシブルのベスト”〜

 新年明けましておめでとうございます。
皆さん年末年始はどのようにお過ごしでしたか?
お正月休みを利用して旅行に出かけた方も多いと思いますが、我が家では大晦日に除夜の鐘を打ち、その足で初詣に出かけるのが、ここ最近のパターンです。

さて、
新年第1回目のパパソーですが、今回は冬場ですのでキルティング素材を取り上げてみることにしました。
今シーズンはトレンド的にダウンジャケットや中綿素材が注目されていましたからキルティングなどの引き合いも多く、セール用に手配していたからです。
そこで、その商品のご紹介を兼ねてパパソーで使ってみることにいたします!

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とはいえ、具体的に何を作るのか決めていません。
そこで...
▽▼▽

■ ...まず、デザインを決めることに ■
 
 キルティング素材ということで真っ先に思いついたのはパイピングが施されたジャケット。
しかし、ジャケットを作っていたのでは、私の技量だと製品をセールでご紹介するには時間的に間に合いません。
そこで、もう少し簡単なものはないかと、いつものように『こどもブティック』を見て探すことにしました。
すると...バックナンバーの『2003年秋冬号』にジャケット・ベスト・コートが紹介されていました。

製作に掛けられる残された時間はあとわずか。
そこでベストなら何とからるのではないかと思い、ベストに決めました。
また、本には型紙も付いていたのがラッキーでした。


■ そして早速、型紙作り ■
 
 でも、まるっきり本と同じでは、ちょっと芸がない
そこで、表裏着れてというよりは、むしろ中綿が2倍になるので保温性を考えて、フード付のリバーシブルのベストが良いのでは...と考えました。

生地は(黒、焦げ茶、ゴールド)の3色あり3種類の組み合わせが出来ますが、ここは渋く焦げ茶×ゴールドの組み合わせにしました。

型紙は(前身頃、後ろ身頃、フード、ポケット)の4つだけです。


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アウターなので、サイズはチャットちょっと大きめに120cmで作りました。


■ 縫製前の準備 ■
 
 型紙には縫い代が付いていないので、縫い代分を足して裁断しました。
縫い代は(ポケット口3cm、裾2cm、肩・脇1.5cm、その他1cm)を付けました。
次に印付けです。
生地にチャコペーパーをはさみ出来上がり線の上にルレットで印を付けます。


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そして、出来上がったパーツはこんな感じです。
リバーシブルなので表裏分あります。
続いては、ポケット作りです。
前端は出来上がり線に折ってアイロンをかけます。
曲線がきれいに出来上がるように、ぐし縫いで丸みを出します。
そして、厚紙を間にはさみながらアイロンで形を整えます。

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◯ 表地キルティング(焦げ茶60cm、ゴールド60cm)
◯ コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S512-07)
◯ 方眼定規(品番:S510-01)
◯ 糸(品番:Y519-19・Y519-18)
◯ 木製ルレット(品番:S511-02)
◯ チャコペーパー(品番:S512-15)
◯ オープンファスナーリバーシブル用35.5cm

■ 縫 製 ■
 

 そして、先程作ったポケットを前身頃に付けます。
まず、柄合わせをします。
付け位置を決めピンで止めてからミシンで縫います。


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続いて、フードを作ります。
【 縫い方の工程はこんな感じでした 】
○ 肩線を縫います。
○ フードを付けます。
○ 脇線を縫います。
○ 裾ぐりを縫います。
○ 表に返します。
○ ファスナーを付けます。
   


【 今回のポイント】
縫い代の始末
 キルティングをリバーシブルにしたので厚みがあり、縫い代がダボ付かない様に始末します。
金万を使って、アイロンで整えます。

ファスナー付け
 ファスナーの位置を決めピンで止めます。

次に、ファスナーをしつけで止めます。
右左ズレていないか、チェックをします。

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最後は前端とフードを一緒にステッチをかけて完成です。
そして、出来上がったベストはこんな感じです。


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試 着
 
 早速出来上がったベストを娘に着て貰うために持ち帰りました。
しかし、専属モデルの娘は体調が悪く、今回は試着出来ないのではないかと思っていましたが、娘から『パパ着てあげるよ』といって、お気に入りのプーさんの髪飾りを付けて袖を通してくれました。
(しおりありがとう、パパ助かったよ)

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これで、なんとか紹介出来てハッピーエンドと言いたいところですが、実は今回もう一つ野望を持っていました。
それは、今年大人気のファー(毛皮)をフードに付けたいと思っていたのです。
しかし、今回はパパソーのチャレンジ精神をもってしても、残念なことにタイムアップでした。

でも、新春大売り出しではミンクにフォックス、ラビットなどのマフラーやティペット(ケープ)などを取り揃える予定ですので皆さんは良かったらこういった物もお考えになってみてはいかがでしょうか?


ちなみに、前回のパパソーで作ったコートにピッタリのファーもありました。
ファー一つでこれがこうなっちゃうなんて面白いですね。


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■ 最後に一言・・・ ■
 
 このところ娘を見ていて感じるのですが、子供の創作意欲ってすごいと言うことです。
いろんな物に興味を持ち、好奇心や意欲に引っ張られて突き進むパワーを感じます。
私も好奇心旺盛で創作意欲のある方だと思っていますが、娘には到底かないません。
暇さえあれば、何か作っている娘が、ちょっと前に干支の“猪”を作っていました。
それを見て、すごく上手いのでびっくり。(ちょっと親ばか入っていますが)
 
丁度その頃、年賀状を考えていたので、娘が作った“猪”これは年賀状に使えるのではないかと思い、妻に話すと乗る気でした。
そこで、どんなデザインの年賀状にするか、妻に相談すると『ジオラマで背景』を作ろうということになり、初めは娘も一緒に作っていたのですが、最後は妻が一人で紙粘土でジオラマを作っていました。
そして、最後はちょっとだけ私の出番で、画像を加工して我が家の年賀状の完成です。

でも、一番驚かされたのは予想外の妻の創作意欲です。
娘以外の新たなるライバルの出現を感じました。
それでは新年最初のパパソーはこれでお終いです。

娘と妻に刺激を受け、これからもパパソーはチャレンジしていきます。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。



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