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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第26回:〜 パパソー最大のテーマにチャレンジ!後編 〜


桜前線北上中ですが、皆さまお花見は行かれましたか?
我が家では、娘の入学式の前日に家族そろって近くにあるお花見スポットへ出かけました。
その日はすごく暖かく天気も良かったのですが、入学式当日は雨の予報だったのでちょっと心配でした。
親としては何とかこのまま天気がもってくれればと、祈るような気持ちでした。

さて、今回のパパソーですが、前回に引き続き「パパソー最大のテーマにチャレンジ!」の後編として、娘の入学式の洋服を製作します。


前編をご覧になっていない方はこちらをご覧下さい。

前回は原型作りまでご紹介していましたが、今回はその原型を元に型紙作りから完成までをご紹介していきます。


それでは、早速製作に...
▽▼▽

■ 型紙・裁断 ■

☆ ジャケット ☆
ジャケットの製図は文化式の本を参考にして、前回作った原型をもとにファーストパターンを作りました。
当初の予定ではジャケットに飾りポケットを付けるつもりでしたが、タイトなラインでシャープに見せたかったので、今回はあえてポケットを付けません。
そして、出来上がった型紙を元に裁断しました。
ただし、型紙には縫い代を付けていませんが、補正のことも考え余裕をもって2cm〜3cmプラスし、袖丈と裾は縫い代分含めて6cmとりました。

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☆ スカート ☆
スカートはウエストゴムのギャザースカートを考えているので、ウエストサイズはある程度調整も効くと思い、いきなり本番用の型紙を製作しました。
そのため、型紙に脇の縫い代を1.5cmを付け、そして型紙に沿って生地を裁断しました。

■ 次に仮縫い ■

基本になる出来上がり線に沿って切りび(切りじつけ)をしました。
続いて、切りびに沿って各パーツを仮縫いしました。
縫い代は邪魔にならないようにまつります。

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そして、早速仮縫いをしたジャケット&スカートを娘に着てもらいサイズをチェックしました。 どうですか?
まずまずイメージ通りに、かなりタイトなデザインに出来たと思いませんか?

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しかし、実際着てみると娘には窮屈で動きづらいようだったので、全体的に少しゆとりを入れることにしました。

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袖は細さを強調しようと、
少し長めに仕上げることにしました。

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スカートは丈が長かったので5cm詰めます。
裾側はすでにスカラップのように裁断していたので、ウエスト側を裁断します。
ウエストは紐で測り57cm上がりにする事にしました。

■ 上着の補正 ■
 
ファーストパターンを修正して最終パターンを作りました。
あらためて出来上がり線に沿って切りびを付けます。
そして、縫い代の整理です。

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裏地の裁断、上衿、見返しのパターンを作製して、
それに沿って生地を裁断します。
衿、裾、見返しに芯を貼りペアテープを衿と袖口に貼りました。

■ 本縫い ■
 
☆ 表地の身頃作り ☆

表地の身頃パーツを縫い合わせていきます。
はじめはウエストの切替を縫います。

次にパネルラインを縫い、背中心を縫います。
続いて脇を縫います。
最後に肩を縫い表身頃は完成です。

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☆ 裏作り ☆
表地に続いて裏地も、同様に縫い合わせます。
ウエストの切替を縫います。
キセ分を考慮してパネルラインを縫い、背中心を縫い、脇を縫います。
続いて見返しを付けます。
肩を縫います。
袖を作ります。

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☆ 衿&袖付け ☆
作りは、まず表衿と裏衿を付けます。
そして、衿まわり、ラペル、前端を縫い合わせ縫い代の整理をします。
次に表地の裾の始末をします。
続いて、袖を作りゆきわた、パットを付け袖を付けます。
最後は裏袖ぐりをまつり裏裾をまつります。

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☆ スカート ☆
まず、表地の脇にロックミシンをかけて縫い合わせ縫い代を割ります。
左脇にはコンシールファスナーを付けます。
次に裾見返しにロックミシンをかけ、表裾と縫い合わせて表に返します。
アイロンで見返しを整え見返し奥をまつります。

そして、裏スカートはキセをかけて脇を縫い合わせます。
レースにギャザーを寄せてアイロンでおさえ、裏裾と縫い合わていきます。
2枚一緒にロックミシンをかけ、縫い代を上に倒して、もう一度ミシンをかけます。

続いて表スカートと裏スカートのウエストにギャザーを寄せ、アイロンでおさえます。

表と裏のウエストをしつけで止めます。
裏の左脇の縫い代を折り込み、ファスナー周りにしつけをして止めます。
インナーベルトと裏ベルトを縫い付けます。
ベルトとスカートのウエストを縫い合わせ、後ベルトにゴムを入れ縫い止めます。
ファスナー周りをまつり、ホックを付けてスカートは完成です。



☆ ジャケットの仕上げ ☆
そして、仕上げのプレスとボタン付けです。
ところが、さすがに大作なので製作時間がたりなくなり、最後は自宅に持って帰って仕上げることにしました。
プレスによって出来上がりの善し悪しが決めるので、ここは丁寧にいきます。
ところが自宅に万十がないので、アイロン台の縁を使ってなんとか衿の曲線をかけました
いよいよボタン付けですが、ボタンホールの失敗は致命的になります。
そこで、急遽飾りボタンホックに変更して、ボタンホールを避けました。
そして、遂にジャケットの完成です。

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最後はデコレーションとしてスカートの共布でリボンを作りました。


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■ 試 着 ■
 
そして、出来上がった洋服を早速娘に試着して貰いました。
すると、ウエストがゆるゆる!大変です
そこで、急遽ウエストゴムを7cmカットしました。
スカートはウエストゴムだからと高をくくっていたのが、大きな間違いです。
もっとちゃんと測って作れば良かった。

また、ジャケットを着せてみるとVゾーンが小さかったので、せっかく作ったリボンが隠れてしまい、リボンを諦めることにしました。
ところが、妻がリボンの生地で髪飾りを作ってくれたので、少しは救われた思いです。
まあ、失敗もありましたがそれでも何とか仕上がり、あとは明日の入学式を待つだけです。


■ 入学式本番 ■
 
待ちに待った入学式、朝起きて外をみたらまずまずの天気でした。
ところが予報は午後から雨、入学式は午後からなので心配です。
なんとか天気がもってほしかったのですが、入学式に出かけようと家をでたら雨が降ってきました。
それでも、何とか校門の前で入学記念の写真を撮ることが出来良かったです。


娘はこの時のことをいつまで覚えているでしょうか?
親としては娘にとって一生の想い出になってほしいと思う瞬間ですよね...

■ 最後に、ちょっと一言 ■
 
今回はいろいろありましたが「パパソー最大のテーマにチャレンジ!」もこれでお終いです。
無事終えることが出来ましたが、娘の本番はこれから。

親として不安もありますが、元気に楽しく学校に通っている娘の姿を見てまずは安心しています。

今回はさすがに力が入っていた企画だけに、終わってしまうと私自身何だか糸の切れた凧のようです。
とはいえ、娘が着てくれる限りまだまだパパソーを頑張っていきますので、皆さんこれからもご声援の程よろしくお願いします。


それでは、次回もお楽しみに...。


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