素朴であたたかさを感じる布をお届けしている生地屋です「生地のヨシムラ」
パパソー・親ばか日記

▲TOP 第28回:〜 夢の国に行くみたい 〜
昨年に続き今年の夏も記録的な暑さとなっていますが、皆さんいかがお過ごしですか?
そのうえこの夏は各地で局地的豪雨など異常気象ですね。
皆さん熱中症や夏バテには十分注意してください。

...といっている私は、ただ今クーラー病でちょっとグッタリ気味。
クーラーのかけすぎにもご注意を。

さて、
今回のパパソーですが、前回お話したように今回も娘に手伝って貰います。
そこで、“どんなものが作りたいか?”娘の希望を聞くことにしました。
すると、「夏休みに家族でディズニーリゾートに出掛けるので、その時に持っていくバッグが欲しいので、作りたい」と言っていました。


・・・ということで、今回は娘の希望通り
ディズニーリゾートで使うバッグを作る事にしました。
▽▼▽

■ デザイン&生地選び ■


もちろん、娘に気に入って貰うには、デザインや生地選びにも全面的に娘の意見を採り入れる事にしました。
そこで、どんなバッグが良いか、制作前に家に電話して直接娘に聞いたところ「肩から斜めに掛けるバッグが欲しい」と言っていました。

そして、妻がその後、「詳しく娘からどんなバッグが欲しいのか」聞いてくれたようでメールが送られてきました。



拡大して見る

デザインは...
たすき掛けのショルダーバッグ
まちのある三日月型
ショルダーベルトは長さが調整できること
モノが落ちないようにファスナー付き
生地は...
キャンパス地で色は生成り
コットンの生地で“ぷちぷち”が入っている
ショルダーベルトとまちの部分は娘の好きな水色
裏地は可愛い柄で娘が好きそうなモノ

メールには娘のたくさんの要望とイラストが付いていました。

「コットンの生地で“ぷちぷち”が入っている」とはどんなもの???
ちょっとわからなかったので妻に確認すると『綿カス』が残っている生地のことでした。
綿カスとは綿の葉や茎の破片が紡績段階で完全に落とせず、また漂白をしたりするとわからなくなるのですが、生成の生地などでは、よく綿カスが残っている場合があります。

とはいえ、逆に素朴でナチュラル感があって良いですよね。


拡大して見る

また、妻からの連絡では、「出来上がったバッグに娘が飾り付け(デコレーション)をしたい」と伝えてきました。
それならば、今回は娘にデコレーションを担当して貰い私はバッグ作りに専念することにしました。

・・・ということで、要望をふまえて。
まずは生地選びから・・・

娘のバッグなので、生地をあまり使わなくてすむので、余り布の中から選ぶことにしました。
そして、娘が選んだ表地は左、裏地は右です。


拡大して見る

拡大して見る

■ 次に型紙作り・裁断! ■

型紙作りですが、たまたまモデルとなるバッグをクロスランドのスタッフが持っていたので、それを参考に型紙を作りました。
パーツは全部で3つだけです。


拡大して見る

そして、出来上がった型紙を生地にピンで止め、次にハサミで裁断しました。


拡大して見る

■ 縫 製 ■
 
☆ ファスナー付け ☆
ファスナーを付ける部分に芯を貼り織りやすいように切り込みを入れます。

拡大して見る

表地と裏地の間にファスナーを挟んで縫います。
その時、ズレないようにピンでしっかり留めました。

拡大して見る
   
☆ 次に、袋を作ります ☆
中表にして表地の側面を縫います。
次に、表地にまちを付けます。
裏地側は最後に表に返せるようにあきを少し残して、脇を縫います。
裏地にもまちを付けます。
そして、あきの部分から表に返します。


表に返したら、あきの部分をまつります。

拡大して見る
   
☆ 続いて、ベルト付け ☆
ベルトとバックルは市販のモノを使用しました。
ベルトは長さが調整出来るようにバックルを付けます。
そして、バッグとベルトを留め布に挟んで縫い合わせればバッグの完成です。
拡大して見る

■ いよいよ娘の出番 ■

ところが、出来上がったのがディズニーリゾートに出掛ける前日で、デコレーションの時間がありません。
ごめんしおり!パパが作るのが遅くて。

ところが、ディズニーリゾートではご覧のように娘はポップコーンのケース2つとウエストバックにドリンクホルダーという超重装備。
どっちにしてもこれ以上娘には持てそうもありませんでした。(ちょっと言い訳ぽくってすみません)


■ 仕切直して ■
 
そこで、ディズニーリゾートから帰った翌日、今回は持ってはいけなかったけど、「お気に入りのバッグになるように飾り付けをしてほしい」と改めて娘に頼みました。

すると娘はイラストを書いてくれました。
娘は結構絵心があります。
そのイラストには「大好きなパンダの絵とお花や星、それにトレードマークのハート(我が家ではhappyhappyのマークと呼んでいます)」が描かれていました。


どうすれば、「娘のイメージ通りにバックに上手く絵が描けるか」考えていたところ、娘が良い物を持っていました。
それは、おばあちゃんから貰ったモノで、布に直接絵を描くことができ、ドライヤーで暖めると発泡プリントになるというものです。

こんな物があるとは、その時はじめて知りました。
そして、それをまさか娘が持っているなんて驚きです!

さて、秘密兵器が手に入れたので、娘にはまず色鉛筆で下絵を描いて貰いました。


続いて、本番の発泡プリントで下絵の上をなぞるように描いていきます。
ここは失敗できません、娘も結構緊張して慎重に描いていました。


拡大して見る

そして、描き終わったあと、ドライヤーで暖めプリントを膨らませました。
最後はプリントを描く前にあらかじめ娘と一緒に買ってきた“ハートやマルの形をしたガラス玉”を布用ボンドで付けてバッグの完成です。

拡大して見る


早速娘は自分で作ったばかりの、ショルダーバッグを身につけました。
娘のイメージ通りに出来上がったので、かなり喜んでいました。

きっと、この夏大活躍してくれること間違いナシ!


ディズニーには間に合いませんでしたが、最後は娘のすごく喜んでくれて良かったです。
でも、今更ですがパンダのキャラクターはディズニーにないので、“間に合わなくて良かったかも”なんて、最後まで言い訳を考えていました。


拡大して見る


■ 最後に一言 ■

デコレーションのガラス玉を買いに行く時、娘が言ったことです。
「パパ、何か作る材料を買いに行くのってすごく楽しいよね。 これから何ができるのかワクワクしちゃう!まるで夢の国に行くみたい♪」と言ったのです。

確かに昨日は、娘にとって夢の国のようなディズニーに行ってきたばかりですが、まさかガラス玉を買いに行くのにそんな表現をするなんて、こっちがびっくりして夢の国に行きそうでした...。

それでは、今回はこれでお終いです。

次回もお楽しみに...。



Copyright 2004〜Yoshimura Co.,Ltd. All Right Reserved.