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パパソー・親ばか日記

▲TOP 第29回:〜 新たなる想い出を!「前編」 〜
秋の深まりを感じる今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
今の時期は気候も良く秋の行楽にも最適ですが、洋裁ファンの方々にとっても、すごく良い時期ですよね。
秋の夜長を利用して、大好きな洋裁を楽しんでみてはいかがでしょう。

さて、 今回のパパソーですが、以前にも一度チャレンジしましたリメイクをします。

先日、我が家で衣替えをしていると...
娘の着れなくなった洋服がいっぱい
なかなか捨てられず、毎年たまる一方です。
想い出があって自分の洋服以上に捨てる決心がつきません。
そこで、“何とか直して着れるようにならないか”と思い、リメイクして“新たなる想い出を”作ることにしました。

ところが...
小さくなって着られなくなった洋服ですので、一枚だけではサイズ的に着れるモノは作れません。


そこで、何枚かを組み合わせて作ることにしました・・・
▽▼▽

■ まずは、素材選び! ■

・・・というわけで、リメイク候補の娘の洋服を並べてみました。
何だかフリーマーケットみたいです。

どれも想い出のある洋服で、見ているだけでそれを着ていた娘を思い出します。
(ちょっと想い出に浸ってしまいました)

そして、今回リメイクの元になる洋服はこちらです。

パターンメッシュの花柄のカットソー
デニム風ニットのティアードスカート
刺繍の入ったスエードのスモック

この3点を組み合わせて今回作ります。


■ そして、デザインしたのは... ■

こんな感じです。

上は花柄のニット地をベースに、生地が足りなかった分はデニム調ニットを使いました。
そして、スカートにも上と一体感を持たせるために、デニム調ニットをベルトとして使用しました。
一見普通のジャンパースカート、ところがベストとスカートが分かれます。
ベストとスカート別々に使える3wayのジャンパースカートです。

3種類の洋服を使ったので、どうしても3パターンの着こなしが可能なデザインにしたかったのです。


また、今年のトレンドも意識して、フォークロア調にスカートの後ろをレースアップで演出してみました。
今回デザインで一番悩んだところは“ベストとスカートをどうやってつなぐか”でした。
「ファスナー、ボタン、ホック」と、いくつかの選択肢がありましたが、娘が簡単に脱着できるホックにしました。
ところが、別々で着た場合スカートは良いのですが、ベストはホックが外に付くのでデザイン的に頂けません。
そこで思いついたのが、ベスト単体の時にフリルをホックで付けホック自体を隠すことでした。
これで、簡単に上下をつなぐことができ、デザイン的にもgoodです。

■ 次は、型紙作り ■
 
ジャンパースカートの型紙作りは、デザインが一新した、こどもブティックの“クチート”を参考にしました。

似たようなデザインのジャンパースカートの型紙をアレンジして作りました。
そして、できあがった型紙はこんな感じです。


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■ 続いて、裁断ではなく解体! ■

ニッパーを使って各パーツをバラしていきます。
とにかく、ひたすら解体しました。

この作業は時間がかかってとても大変でした。
使った時間を考えると、“制作した方が早いぐらいでは”と思う程でした。


■ そして、裁断! ■
 
リメイクの極意として、裁ち直しをあまりしないように、なるべく元型をうまく利用して作ることを心掛けました。
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そのため、裁断個所が少なく裁断するのは楽でした。


■ いよいよ、縫製! ■
 
・・・と、言いたいのですが、解体に時間がかかって、今回はここまでです。

きっと完成はこんな感じなんでしょうね。

裁断の終わったパーツを並べてみました。


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■ 最後に一言 ■

今回も型紙を活用させて頂きました“こどもブティック
”ですが、対象が120cmまでなので、もしかしたらパパソーで使えるのは、これが最後になるかもしれません。
すでに、娘は120cmをオーバーしているので、そろそろ“こどもブティック
”を卒業です。
パパソーでは第1回目から毎回のように参考にさせて頂き、『パパソーのバイブル的存在』でした。
また、ご好意で読者モデルとして娘を載せて頂いたり、たいへん想い出も一杯です。
何だか娘の本当の卒業式のようで、ちょっと寂しい気持ちです。

とはいえ、卒業生として、これからもこどもブティックを参考にさせて頂きますので、今後もよろしくお願いします。

今回は、これで終わりです。

次回もお楽しみに...。



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