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服作り工房
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第16回:『ガーリーな服』
 花の便りもそろそろ聞こえはじめ、待ち焦がれていた春の訪れに、何だか心も浮き立つ今日この頃ですが、皆さまはどのようにお過ごしでしょうか?

さて、前回までシリーズでご紹介していたメンズジャケットもやっと完成し、今回の服作り工房では心機一転『旬な素材』を使って、この春夏にふさわしい洋服を作ってみることにしました。


旬な素材ということで...
 まず、2006年春夏のファッション傾向から探ってみることにしました。
ファッション誌や業界新聞を研究してみると、、、今シーズンはロマンティック、チャーミング、イノセントなどガーリーな(女の子らしい)雰囲気を取り入れたものがキーワードのようです。
そんな所から、パフスリーブやレース・プリーツなどを使ったデザインの物に人気が集まりそうです。
そこで、、、今回の服作り工房では『ガーリーな服』をテーマに、優しいキュートなイメージの素材として『レース』を使うことにしました。
もちろん当社でも今シーズンのイチオシ素材として、早くからレースは注目!

素材が決まった所で、次はデザイン
 そして春夏のレースといえば、可愛いブラウスやドレス、ふんわりとしたスカート...こんなところが候補でしょうか、いくつかアイデアが浮かんできました。
最後に、色々考えてデザインしたのが、こんな感じのスカートです。

デザインは左右非対称の切り返しを入れたギャザースカート
レースは可愛い花柄と水玉の組み合わせ!
カラーはトレンドカラーのホワイト&エクリュー(生成)

左がスカートのデザイン、右が使用するレースです。
。。。どうでしょうか?デザインも素材も可愛いと思いませんか?

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デザインも決まり型紙作り
 デザインも決まったところで。。。
今回スカートはオリジナルデザインなので、クロスランドのスタッフで某服飾系学校の講師塚原さんに型紙を作ってもらいました。
そして、型紙も完成して、いよいよ次週、裁断から縫製へと続く所だったのですが...!
(服作り工房の製作は週1回2時間から3時間ぐらいです)

▽▼▽
 
■ ..ところが、、、急遽 作るモノを変更するはめに?! ■
 それにはこんな理由が...
そ・れ・は・・・
2月10日発売の『ミセスのスタイルブック2006春号』に当社の商品を掲載させて頂いたことによって、お客様からのご注文やお問い合せなど反響がとても大きく、それだったらこの際だから急遽企画を変えて、その中でご紹介されていた洋服を作ろう!ということにしました。

仕切直しをして製作することにしたのはミセスのスタイルブック2006春号の98〜101ページに『立体裁断にチャレンジ』で紹介されていた、黒のレースのブラウスです。
そのブラウスはアンダーバストからウエストにかけて3つのリボンでシェープされていて、とてもキュートで、今回のテーマ『ガーリーな服』にぴったり!
...ということで、今回は途中で作るモノを変更しました。
あぁ、あのイラストは一体何のために描いたのだろうか?

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ミセスのスタイルブックに取り上げられた生地は〔品番:8508-01〕:春物ホームソーイングサンプルでも取り扱っていますので是非ご覧下さ〜い。
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『ミセスのスタイルブック2006春号』

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そして、改めて型紙作り
 『立体裁断にチャレンジ』のコーナーでは、立体裁断の初めてのかた向けにとても解りやすいように、使用する道具や作業過程などを細かくご紹介されていました。
その中には立体裁断の条件がまだ整わない方のために『囲み製図』も掲載されていたので、そちらを参考に型紙を作りました。
【 今回用意した物は下記の通りです 】
○ 表地 (品番:8522-04)
 92cm巾の生地を140cmを使用しました。
○ コピクイーン『方眼製図紙』 (品番:S512-07)
○ 方眼定規 (品番:S510-01)
○ 糸 (品番:Y518-黒)
○ テープメーカー (品番:CL510-02)
○ チャコ (品番:S512-01)
○ ひも通し (品番:CL510-04)
○ 裏地 (あまり布を活用40cmぐらい)
○ 黒いリボン  9mm×1.6m 3本

裁 断
型紙には、あらかじめ縫い代を付けました。
(縫い代は脇1.0cm・肩1.0cm・裾3.0cmです)
出来上がった型紙をピンで生地に止めます。
そして、裁断します。


バイアステープ
 バイアステープ作りは、たまたま黒の裏地が余っていたので有効活用しました。
(余り布も残しておくと色々な使い道がありこんな時便利ですよね。)
裏地は正バイアスに2cm間隔で印をして裁断しました。
2cm幅で長さ50cmのモノを10本作りました。
(両脇のリボン通しの当て布として6本、衿ぐりが2本、袖ぐりが2本です)



そして、裁断した裏地をテープメーカーに通して、アイロンを掛ければ簡単に出来上がりです!

縫 製
片脇を縫います。(縫い代の始末は袋縫いをしました)
バイアステープで作ったリボン通しの当て布を付ける箇所にしつけ糸で印をつけます。
縫い合わせた脇にリボン通しの当て布をピンで止め、きわを縫います。
そして、もう片方の脇も縫い合わせます。(縫い代の始末は袋縫いをしました)
後から縫い合わせた脇にもリボン通しの当て布をピンで止め、きわを縫います。
両肩を縫い合わせます。(縫い代の始末は袋縫いをしました)
裾を三つ折りにして縫います。
袖ぐりと衿ぐりにバイアステープでパイピングをします。
 
◇ 今回の縫製のポイント
☆レース地は縫い代がほつれやすいので始末を『袋縫い』にすること☆
 袋縫いは、縫い代が表にでないので、縫い代がほつれにくく見た目も綺麗です。
但し、あまり厚い生地で縫いますと縫い代がぼてっとしてしまうので薄い生地にオススメの方法です。
まず、表側を外側にして、きわを縫い合わせます。


そして、アイロンで割って今度は逆に表を内側にして先程より多く縫い代を取ることで切り端をなかにしまい縫い合わせます。
最後にアイロンで袋縫いした箇所を片倒しにします。
☆リボン通しの当て布☆
 まず、付け位置にしつけ糸で印をします。
そして、当て布をピンで止めます。
リボンが9mmであて布が12mmだったのできわを縫いました。
(スタイルブックではあて布を15mmにしていましたが、テープメーカーが12mmのため今回はギリギリでした)

最後は、リボンを通して完成です
 ブラウスのリボンが前と後ろが外側でているデザインのため、リボンと生地が途中で交差したデザインになっていました。
そのため、ちょっと力づくでレースの隙間にリボンを通しました。

そして、出来上がったのがこんな感じのブラウスです。


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▽▼▽

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 そして、早速着てもらうことにしました。
今回モデルをしてくれたのは、当社レディースオーダースーツスタッフの松下さん。
普段は生地の仕事ではなくお仕立ての方をしている彼女ですが、もともと洋裁好きなので時々協力して貰っています。ありがとう!!
画像は何枚も撮り直して、もしかしたら、今回の企画の中で撮影が一番大変だったかも???(笑

後ろは姿は一発OKでした。(^^;)


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今回は途中で作る物を変更しましたが、旬な素材を使って今年らしい『ガーリーな服』を作ることが出来ました。
いかがでしたか?

最 後 に
 当社が毎号広告を掲載している関係で、今回文化出版局さんのミセスのスタイルブックに当社の生地を掲載させて頂くことになりました。

これまでも洋裁雑誌各社レディブティック誌(ブティック社)ミセスのスタイルブック誌(文化出版局)さんには、いろいろなご相談をさせて頂きました。
その中のお話がもとで、クロスランドを立ち上げるきっかけにもなりましたことをこの場を借りて洋裁雑誌各社さんにお礼を申し上げます。
クロスランドはこれからも『洋裁をされる方の役に立ちたい、喜んでいた頂きたいという気持ち』で洋裁雑誌さん同様頑張っていきますので、今後も応援よろしくお願いします。

それでは次回お楽しみに...


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