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服作り工房
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第17回:『ウェディングドレスにチャレンジ!』
 ゴールディンウイークも終わり、南の方から早くも梅雨入りの季節となって参りましたが、皆さんはどのようにお過ごしでしょうか。

さて、
今回の服作り工房では、前回のパパソーでお知らせした通り『ウェディングドレス』の作り方をご紹介していきます。
もうすぐ6月、ジューンブライドですので、時期的にもタイムリーですかね?
とはいえ、完成はいつになることやら...

これまでの経緯
 今回の企画はベトナムからの留学生アインさんの『ウェディングドレスの作り方を教えて』という一言がきっかけでした。

アインさんは日本に来て6年、当社へは4年位前から年に数度当社がサンプル発送する際、アルバイトに来てもらっています。
当ホームページにも興味を持っていて、いつか自分でもウェディングドレスを作ってみたいと思っていたようで、そんな所から『ウェディングドレスの作り方を教えて欲しい』ということになったんです。

クロスランドとしてはウエディングドレスなんて大物を服作り工房といえ出来るの?と当初は躊躇しましたが、これまたちょうど良いタイミングで、これまでお手伝いして貰っていた塚原さんが服飾系の専門学校講師からウエディングドレス製造会社へ転職したため、塚原さんに協力して貰えばイケル!ということで今回の企画となったのです。
(塚原さんは以前は学校に勤務していた関係でイラストのみのスタッフ紹介でした!

それでは、今回はその第1回目としてウェディングドレスのデザインや生地の選び方などをご紹介します。

ウエディングは自分の晴れの日を飾るものですから、やはり自分にあった好みの物を着たいですよね?
そこでまずは、ウェディングドレスの製作に携わっている塚原さんにウェディングドレスを選ぶ時のポイントを聞いてみました。


▽▼▽
 
■ 選ぶポイント! ■
 ウェディングドレスを選ぶ時には『イメージデザイン素材・そして』が重要。

『華やかに、キュートに、エレガントに』というように自分のイメージや好み、そして式場の雰囲気にあわせて選ぶのがBETTER♪

デザインや素材の傾向としては、若い方はデコラティブにカラーも派手な物を選ぶようですが、ある程度上の方はシンプルなものであってどこか一ヶ所高級素材を取り入れたり、装飾を加えたりして上品にドレスを着たいという傾向が強いです。

特に最近の傾向としては、シンプルなデザインで袖や肩がないビスチェタイプが多く、やはり白がダントツ人気!


 
■ どんなデザインがあるの!? ■
 そこで、一般的なウェディングドレスによく使われるデザインを塚原さんに紹介してもらいました。

Aライン

【Aライン】

 ウエスト部分がすっきりしていて、スカートの裾にいくにつれ広がっていくデザインです。
シルエットがアルファベットの「A」に似ていることからAラインと呼ばれています。
ウエストの位置が高いので脚が長く見え、体型に関わらずとっても合わせやすいオーソドックスなデザインです。

プリンセスライン

【プリンセスライン】

 ウエスト部分で切り替えになっていて、その下がフレアで広がったデザインになっています。
エレガントで華やかなラインが特徴です。
英国皇太子妃が好んで着ていたことでこの名前がついたようです。
マーメイド

【マーメイド】

 膝ぐらいまで体にフィットしたデザインで、スカートの裾にギャザーやフレアを入れることで人魚の尾びれのように裾が広がったスタイルです。
ゴージャスで大人っぽい雰囲気です。
スレンダー

【スレンダー】

 ボディラインにフィットするかなり細めのシルエットです。
細身のラインで美しさを引き立てます。
【その他】
ベルラインはウエストを絞って腰回りを膨らませた鐘の形のようなデザインです。
エンパイアラインはバスト下から直線的なラインでAラインほど裾が広くないデザインです。
スカートの裾が短いミディ丈や、あまり一般的ではないですが、さらに短いミニ丈などもあります。

もちろん選ぶからには、身体にあったデザインのドレスを選びたいですよね。
そこで、体型とデザインの相性を一覧表にしてみました。参考にしてみて下さい。

【体型とデザインの相性】
身 長 デザイン 体 型
細身 普通 太め
低 い Aライン
  プリンセス
  マーメイド
  スレンダー ×
普 通 Aライン
  プリンセス
  マーメイド
  スレンダー ×
高 い Aライン
  プリンセス
  マーメイド ×
  スレンダー × ×


 
■ そして、素材選び ■
 ウェディングドレスの素材としては、やはり高級感漂うシルクや、色が綺麗なポリエステル素材が多く使われています。

そこで、ウェディングドレスに適した代表的な生地をいくつかご紹介します。

【 サテン 】
 エレガントな光沢感が特徴の生地です。
ギャザーやドレープ、フリルをきかせたデザインに適していて仕立て映えのする生地です。
素材は昔はシルクが多かったですが高価ということもあり最近はポリエステルの物が主流です。

【 シフォンジョーゼット 】
 薄くて軽く、しゃり感があるシフォンジョーゼットはスレンダーなデザインのドレスによく合います。
張りがないので、Aラインのようなデザインはちょっと難しいのですが、ドレープ性に優れギャザーも美しく表現出来ます。

【 オーガンジー 】
 地が透けて見えるぐらいとても薄手で軽い生地です。
張りがあるのでボリュームのあるベルラインやストールなどによく使われます。
こちらも素材は高級な物はシルクで、一般的な物はポリエステル製です。

【 シャンタン 】
 シャンタンは中国山東(シャントン?シャンタン?)地方特産の織物で、縦に生糸、横には節糸を使った織物で横糸が描く不規則な畝が特徴。
ドレッシーで高級感がある生地なので装飾が少ないシンプルなデザインなどに適した上品な生地です。

【 レース 】
 チュールレース・コードレース・リバーレースなどが多く使われています。
身頃や袖などの部分使いや、ドレス全体に使います。
レースは針数で値段が決まると言うぐらい手間が掛かった物は高級感がありゴージャスです。
女性らしい優しいイメージで華がありますよね。

・・・などなどが主だった生地です。


生地の方は、当店は生地屋ですのでたくさんの種類の生地を取り扱っています。
上級者用の定番総合カタログでは、ウェディングドレスにも適したシルクシャンタンやサテンの生地、ドレス向きのオーガンジー・サテン・シフォンジョーゼットなど色も豊富に取り揃えていますのでご希望の方はお貸し出しいたしますのでお申し込み下さい。


その他、用途ごとにサンプルが必要な場合はこんなカラーバリュエーションのあるメーカーサンプルをお貸し出しすることも可能です!(画像はブライダル等用のデラックスバックサテン)


 
■ デザインはアインさんに ■
 ウェディングドレスの選び方のポイントもわかったので、早速資料として用意していた本の中からアインさんの好きなタイプのウェディングドレスを選んで貰いました。
そして、今回作ることにしたのはブティック社から発売されている『手作りのウェディングドレス』という本の表紙に載っていたウェディングドレスです。
そのウェディングドレスはホールターネック風のトップスと、ほどよい広がりのフレアスカートとのセットアップドレスです。
アインさんも本を見ながら夢膨らせていました。

本には付録として、実物大の型紙が付いているのですごく便利ですよ。
『手作りのウェディングドレス』本に興味のある方はこちら(ブティック社のHP

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■ 次は生地選び ■
 まず、スカート部分に選んだのが、定番総合カタログの中から<品番:7015−白>ドレッシーでとっても綺麗な真っ白でソフトな生地です。
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続いて、トップスにはオフホワイトのコードレースを使うことにしました。
可愛らしい花柄の生地で、来春夏用の商品として準備していした。

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これで、デザインと生地が決まりました。次回からいよいよ製作に取りかかります。
どんなドレスになるのかな?楽しみですね。

 
■ 最後にちょっと一言 ■
 女性でしたら幼い頃から誰もが夢見る結婚式
その結婚を彩るウェディングドレスですから、洋裁をされる方にとっては、いつかは自分のために、そして娘さんやお孫さんのためにいつかは作ってみたい!と思われる方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方に少しでも今回の『ウェディングドレスにチャレンジ!』が参考になって頂ければ幸いです。

今回はこれでお終いです。次回は型紙作りから紹介していきます。
アインさんと塚原さん仲良く二人で、型紙作りをはじめていました...

それでは次回お楽しみに...



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