素朴であたたかさを感じる布をお届けしている生地屋です「生地のヨシムラ」
服作り工房
▲TOP

第22回:『おめでたのお祝いに!』

 桜も散り、そろそろゴールデンウィークですが、皆さんゴールデンウィークはどんな計画をお立てですか?
ちなみに我が家では、新緑が美しい季節なので家族でキャンプを予定しています。

さて、
今回の服作り工房では、『ベビー服』を作ることにしました。
突然ベビー服を作ることになったのはこんな訳がありました。
当店アルバイトの小林さんがおめでたになったのです。
(小林さんは日頃お客様からのお電話を受けたり、クロスランドでの洋服作りで普段から色々と手伝ってくれていました。
時折、パパソーなどでも明らかに私(男)の指先でないキレイな指先が出ていましたが、それが彼女でした。)


 そこで、お祝いと今までの感謝の気持ちを込めて、赤ちゃんの洋服を作ってプレゼントすることにしました。
もともと最初は、小林さん自身にマタニティウェアを作ってあげようと考え、ブティック社さんからマタニティウェアの本まで頂いていました。

拡大して見る
しかし、マタニティウェアは大きさを決めるのが難しく、折角作ってもすぐ着れなくなるのではもったいない。
それならば、産まれてくる赤ちゃんの洋服を作ってプレゼントしてあげた方が喜んでもらえるのではないかと思い、今回はベビー服を作ることにしました。

ということで...
▽▼▽

■ 早速、制作に! ■
 
 とはいえ、まずはアイテムやデザインを決めなくてはなりません。
そこで、今度はベビー服の本を借りてその中から選ぶことにしました。
(参考文献&Special Thanks:文化出版局 香苗のホビーブック マタニティ&ベビー)

拡大して見る
その本はちょっとレトロ!
それもそのはず、まだ消費税がなかった頃の本だったのです。(昭和です!髪型で時代が分かりますね!)
しかし、その中のベビー服は今見てもお洒落な感じでした。
お母さんになる小林さんもその本の中に気に入ったベビー服があったので、リクエストに応えて作ることにしました。
小林さんから頼まれたベビー服はとっても可愛いロンパース
こんな感じです。

拡大して見る

■ まずは、型紙作り ■
 
 本には型紙も付いていたのでラッキーでした。
ところが、その型紙はたいへん込み合っていてまるで迷路のよう。

なんと73パーツが一枚の紙に載っていました。
印を付けないと途中で迷子になりそうでしたが、なんとか無事に型紙を写しとりました。
(迷子になずに帰れて良かった (^_^)v

拡大して見る
そして、出来上がった型紙は、付録の型紙とは違い、いたってシンプルでした。
(大きさは新生児用です)

■ 続いて、生地選び ■
 
 まず、赤ちゃん用ということで、肌触りを考えコットン素材に絞りました。
春夏のスペシャルコレクョンはコットン素材が充実しているので、その中から決めることにしました。
選んだのは、ソフトでいて丈夫なナチュラルカラーの優しい感じの生地です。(商品番号は3012-1)

拡大して見る

春夏のスペシャルコレクョンに興味のある方はこちらをご覧下さい。↓↓↓
>>> ・・・Special Selection 2007 Spring & Summer・・・
【 今回用意した物は下記の通りです 】
○ 表地 (商品番号:3012-01) 40cm
○ コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S512-07)
○ 方眼定規(品番:S510-01)
○ 糸(品番:Y519-2)

その他にも、ゴム紐、ボタン、スナップ、マジックテープ
リボンテープ、バイアステープなど使いました。

■ 次は、裁断、縫製 ■
 
 出来上がった型紙をピンで生地に止め、そして縫い代を付けてハサミで生地を裁断します。
パーツは前が2枚、後ろが1枚です。(縫い代は各2.0cm付けました)
そして、共布で肩紐も作りました。
出来上がりで、長さ36cm幅1.6cmになるように縫い代も付けて裁断しました。(肩紐は2本です)

今回のポイント
 ベビー服ということで、いくつか注意した点があります。


縫い代の始末
 赤ちゃんはデリケートな肌なので、縫い代が肌に触れないようにしました。(ちょっとした気遣いです
股下の縫い代は内側に折り込みます。
そして、股下のミシン目付近でまつり付けます。


ゴムの部分
 太股の付け根部分やウエスト部分にはゴムを入れてズレないようにしますが、肌と擦れやすいのでゴム通しの部分もソフトなコットン地のバイアステープを使いました。
バイアステープは以前服作り工房で作ったものを活用しました。


あらかじめ、必要な長さにバイアステープを切ります。
ゴムを入れる所(太股の付け根部分やウエスト部分)にバイアステープをピンで止めます。

バイアステープをミシンで縫います。
そして、バイアステープの中にゴムを通して止め部分を縫い付けます。
【縫い方の工程は、こんな感じでした】
前パーツ2枚を中表にして縫い合わせます。(カーブに切り込みを入れてひっくり返します)
前パーツ表(外側)と後ろパーツを股下で縫い合わせます。(縫い代は前側に片倒し)
前パーツ裏(肌に触れる方)の縫い代を内側に折り込み股下のミシン目付近でまつり付けます。
ゴムを入れる所(ウエスト、太股回り)にゴム通しのバイアステープを縫い付けます。
ゴムを通して止める部分を縫い付けます。
ウエスト部分に肩ひもを縫い付けます。




ロンパース
の形になってきました。

最後に、飾り付け
 涼しげな水色の飾りリボンを前側に付けました。(赤ちゃんは男の子らしい!との情報もあったので!!)
肩紐止めにはスナップボタンを付け、簡単に取り外しが出来るようにしました。
最後に花びらの形の飾りボタンをつけて完成です。
どうですか?
シンプルなデザインですが、飾り付けをしてお洒落になったと思いませんか?

オムツを替えたりするのに便利なように着脱部分はマジックテープにしました。
(本ではボタンになっていました)


いざっ!プレゼント
 
 出来上がったロンパースにメッセージを添えてラッピング。
そして、退社する最後の日にプレゼントしました。(なんとか間に合って良かった)
小林さん、喜んでくれたかな???

ちょっと一言!
 
 少子化のせいでしょうか?
近くでおめでたと聞くと、本当に嬉しいです。
自分も娘を持つ親として娘の産まれた日のことは一生忘れない出来事ですが、お腹を痛めたお母さんなら、なおさら子供の誕生が嬉しいでしょうね。
最後に、小林さんいろいろお世話になりました。
あらためておめでとうございます。
出産頑張って元気な子を産んでください。(By ウルマ)

そうそう、洋裁上手な小林さんにもう一言、ママソー(ママのソーイング)始めてくださいね。
パパソーのライバル出現を楽しみに待っています。(きっとライバルと思ってくれないでしょうがね。。。)

今回はこれでお終いです。
次回お楽しみください。



Copyright 2004〜Yoshimura Co.,Ltd. All Right Reserved.