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服作り工房
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第25回:『気になるキルティング! 』
秋の深まりとともに温もりがとっても恋しくなる季節ですが、皆さんいかがお過ごしですか?

さて、
今回の服作り工房では、最近気になるキルティングにスポットを当ててみました。
キルティングは保温性があって、秋冬の生地としては最適ですよね。
その上、ステッチや刺繍が施されてデザイン的にも面白く、装飾性と機能性を合わせ持った優れモノです。
また、近年軽い素材が求められていることから、今年特に注目していました。

そういえば、先日すごいキルティングを見ました!!
それは、メーカーの展示会で見たのですが、表裏がシルクで中がカシミヤなんです!
肌触りがとっても良く心まで温まりそうな生地だったんですが、財布はびゅーびゅー寒風が吹きそうなお値段でした。(笑


ちょっと、前置きが長くなりましたが...
▽▼▽

■ まずは、メインのキルティング選び!■


キルティングといっても色々なタイプが有りますが、
よく目にするのはカジュアルなイメージのダイヤ柄ではないでしょうか?

ところが、ダイヤ柄のキルティングは、既に以前パパソー親ばか日記で使用したことがあるので、これはちょっとNGです。

そこで、今回は刺繍を施してあるエンブロイダリーレースのキルティングを使うことにしました。


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ちなみに、このキルティングの生地は冬物上級者用サンプルの商品です。
▽▼▽
サンプルのご希望の方はこちらから
(上級者用サンプルはお買いあげ実績のある方のみ)

それでは生地が決まったので...

■ 次は、アイテムを決めます! ■
 
 ところで、皆さんキルティングというと、どんなモノをイメージされますか?
洋服に限定にするとラベンハムのキルティングジャケットなどが有名ですが、女性の方でしたらシャネルのバッグをはじめ、むしろ小物類を連想されるのではないでしょうか?
さてさて、そこで「キルティングにはどんなアイテムが向くか?」と洋裁雑誌を物色していると、ちょっと豪華で、でもそれでいて可愛らしいバッグを発見!
そのバッグはフィーメィル2007年冬号に載っていました。

まさに、『ゴジャースキュート』という2面性を持っていて、色々なシーンで活躍しそうなので、今回はそのバッグを参考に作ることにしました。

縁取りがレースで“ガルシアマルケス風”のトートバッグです。
もちろん、女性スタッフの間では大好評でした。

■ 続いて、裁断!■
 
 フィーメィルには製図も付いていたので、それを参考に型紙を作りました。
そして、出来上がった型紙を生地にピンで止め、次に、ハサミで裁断しました。


雑誌と違う点は、裏側にもキルティングを使用した所でしょうか?
【 今回用意した物はこんな感じ・・・ 】
表側キルティング 120cm
裏側キルティング 90cm
縁取りレース   330cm
コピクイーン『方眼製図紙』(品番:S532-07)
方眼定規(品番:S530-01)
糸(品番:Y539-09)

■ いよいよ縫 製 開 始! ■
 
用意が出来ましたので、これで縫製開始です!
はじめは・・・
◇ バツグの縫い代に縁取りレースを仮止めします。持ち手を作ります ◇

鼻緒の生地の中にロープを入れ端にステッチをかけます。

次に、中表にして縫います。
そして、表に返してコバステッチをかけます。



◇ 続いて・・・を作ります。 ◇

袋の脇をピンで止め縫い合わせます。

袋口の縫い代部分にはレースを仮止めします。

ポケット口にミシンで縁取りレースを付けます。
レースを整え、長めの裁ち出した見返しの端をミシンで縫い止めます。

続いて、ポケットを付けます。


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◇ それが終わると次は・・・持ち手を付けます ◇

持ち手のコバミシンをした上にミシンをかけ持ち手と袋を縫い合わせます。


次に、脇を縫い底を付けて表側は完成です。


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あれ?!、しかしこのバッグどこかです。
そうです。持ち手を間違えて付けました。
(これでは物を入れるのに不便です!!)
本当はこんな感じになるはずでした。

このままじゃダメなので、
折角付けた持ち手ですが取り外して付け直しました。
◇ 後半にはいると・・・裏側を作ります ◇

表側同様に各パーツを縫い合わせます。

見返しと、底は表と同じ生地を使用しましたが、その他の部分は表側とは違うキルティングを使いました


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◇ 最後は・・・表側と裏側を縫い合わせます ◇

 表側と裏側を中表にして見返しを縫います。(表に返すので少し縫い残します)
そして、表に返します。
最後に、袋の縁をコバミシンをかけて完成です。

完 成
 
 どうですか?
さすがに女性に大好評なだけあって可愛くできました。
犬も入れられて色々な用途に使えます。
(犬も暖かそう!とはいえ、ぬいぐるみですが!)


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...と、まずまずの出来映えでしたが、今回は課題も残りました。
それは、まさかの持ち手の付け間違え、完成間近だったので焦りました。
う〜ん、これで服作り工房とは。。。パパソーなら許されることも
“工房”の名の下ではちょっとマズかったです×××。

加えて、後で思うんですよね。
本当だったらリバーシブルにすればもっと良かったって!

ちょっと残念な所もありましたが、素敵なバッグが出来て満足です。


■ 最後に、次回の予告! ■
 
 次の服作り工房では、犬の服作りを計画しています。
このところ犬の服についてのご質問や、犬の服用に生地をお買上げ頂いた方が結構いらっしゃいましたので、機会あれば、ぜひ犬の服も作ってみたいと思っていたんです。
そこで、次回いよいよ犬の服にチャレンジします。
誰か良いアイデアなどありましたら教えてくださいね〜(そうでないとまたブティック社に相談だ〜)

そうそう、バッグの中に犬のぬいぐるみを入れたのは実は何を隠そう次回への伏線です

それでは、次回もお楽しみに...



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