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服作り工房
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第26回:『 愛犬家にちょっと朗報! 〜犬が毛皮を!?〜 』

新年明けましておめでとうございます。

昨年中は大変ご贔屓に賜り厚く御礼申し上げます。
本年もよろしくお願いします。
さて、今年最初の服作り工房ですが、前回お知らせした通り犬の服にチャレンジします。
皆さんの周りにも愛犬に服を着せて可愛がっている方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

そんな愛犬家の方に「ちょっとでもお役にたてれば」と思い、今回犬の服を製作します。

私的ですが、当社で一番の愛犬家はなんといっても大阪店のMさんではないでしょうか?
Mさんは愛犬のココくんを家族同然に可愛がっています。
ココくんは正月らしく羽織袴を着てとっても凛々しいですよね?
Mさんの愛情が伝わってきます。


とはいえ、さすがにココくんにモデルになって貰うには
東京-大阪間では遠すぎる。
そこで...
▽▼▽

■ まずは、モデル探しから!■


 そうそう、すぐ身近で犬を飼っていました。
私の実家です。
実家ではミニチュアダックスを飼っています。
名前はナルといいます。
しかし、私には全然なついていないので作った服を着て貰えるか、ちょっと不安ですがそれでも一番身近な犬ということで今回のモデルに抜擢しました。


■ 制作前に!■
 
 クロスランドのスタッフには犬の服を作った経験者がいなかったので、最初どうやって作ったらいいか少し悩んでいました。

すると社内に犬の服の作り方が載っている本を持っていた方がいたので、その本を借りることにしました。

その本は池田書店から発売されている「手縫いで簡単! 愛犬のファッションBOOK」という本です。
作り方や型紙が付いていたので、すごく参考になりました。

また、その方のお母さんは犬の服をいくつも作っているようで、本と一緒に作った服を持って来てくれました。

見せて頂いた服はシリーズで作ってあるので、まるでお店で販売している服のようでした。
アクセントにチロリアンテープが付いていたりして、とっても可愛いです。

生地はすべてツイードの王様ハリスツイードを使用していました。
もちろん、すべて当店の生地です。



ハリスツイードのサンプル帳はご希望の方は下記よりどうぞお申し込み下さい。

サンプル帳のお申し込みはこちらまで

さてさて、それではお借りした本を参考に製作に取り掛かります。

■ そして、生地選び!■
 
 まず、犬の服にはどんな素材が適しているのか?
一番は動きやすい素材ということで、ストレッチやニット地がおすすめのようです。
特にカットソー良いみたいです。

また、動きまわるので脱着しやすいデザインにして、付属品も取り外しが楽なマジックテープホックなどを使うのがポイントです。

とはいえ、今回は最初からどうしても使ってみたい生地がありました。

どうして、その生地を使いたかったかといいますと、我が実家の犬はすごく寒がりで、まるでネコのようにこたつに入っています。
そこで、まず最初に作るなら暖かいコートをと思い、この生地を選びました。

その生地は、スーリーアルパカの毛を使用した生地でサンプルとして50cmぐらい持っていたので、『いつか何かに使えないか』と思っていました。
今回犬の服なので50cmあれば出来そうだったので、迷わずこの生地に決めました。

〜 ちょっと一言・・・スーリーアルパカとは? 〜

 スーリーアルパカとはラクダ科に属し南米のペルーなどアンデス山脈を中心とした海抜3,000~5,000mの高地に生息していて、アルパカ全体の3〜5%しかいないので貴重な毛のためアルパカのなかでも特別な存在です。
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そしてこの生地ですが、イタリアの服地メーカーLuigi Ricceri(ルイジ・リッチェリ)の生地で、PRADA, Hermes, Ralph Laurenなどの有名ブランドに生地を提供していることからもお分かりのように、生地としても最高品質の物です。

毛足が長いシャギータイプで、まるで毛皮のようです。
きっとこれを犬が着たら「犬が毛皮を!」という感じで、きぐるみを着たようになるのでしょうね?



こちらの生地は上級者用冬物商品として、皆さんにお届けしている商品です。
サンプルのご希望の方はこちらから
(上級者用サンプルはお買いあげ実績のある方だけが対象です。)

次は、採寸!
 お借りした、本には犬の採寸の方法が載っていたので、その本を参考にして測ることにしました。

そこで、犬が一番なついている弟に採寸を依頼しました。
弟は、仕事で採寸経験があるので、早速採寸個所を測ってくれました。
(とはいえ、犬は初体験!)

採寸データはこんな感じです。
ちなみに採寸データは、すべてヌード寸法とのことです。
(いつもは服を着ていないので当然です!)

首周り    31cm 背 丈    43cm
胴回り    44cm 胸 丈    35cm
ウエスト   42cm 胸 幅    11cm
腰周り    38cm 前足周り   11cm

そして、裁断!

 今回使用した生地は毛足が長く毛並みがあるので、
もちろん一方裁断です。
毛並みは前から後の順毛で揃えました。(人間の場合ですと上から下へです)

裏地は滑りの良いポリエステルのプリントの生地を選びました。
この生地は1月の下旬にお届け予定の春物ホームソーイングの生地です。

今回用意したものは、こんな感じです。
(品番:4339-02)表地148cm幅×50cm コピクイーン『方眼製図紙』
(品番:S532-07)
(品番:53520-02)裏地110cm幅×50cm
マジックテープ2cm×20cm
方眼定規(品番:S530-01)
糸(品番:Y539-09・19)

いよいよ、縫製!

フードを作り!
表フードと裏フードを別々に作り、中表で縫い合わせます。
このフードはほとんど実用性がないので裏にはキセをかけずに作ります。
表に返してアイロンで整えます。

身頃を作り!
表身頃と裏身頃を縫い合わせます。
身頃を中表に合わせ、フードがつく部分を残してミシンをかけます。
表に返してアイロンで整えます。
この時縫い代がつれたり落ち着かない場合は縫い代に切り込みを入れ、表を返し星留めをします。

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フードを付け!

表身頃の衿ぐりと表フードを中表で縫い合わせます。
表フードの縫い代をくるむように裏身頃の縫い代をかぶせその上から裏フードの縫い代を出来上がりで折って衿ぐりをまつります。
フード付け

マジックテープを付け!
最後に首とお腹のとめる部分にマジックープをミシンで縫います。
マジックテープ付け

これで、遂に完成
なんとか、出来ました。

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会社にあったぬいぐるみに着せてみました。
毛皮を着ているようで、暖かそうです。

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■ 試 着!■
早速、出来上がった服も持ち帰り犬に着せようとしたのですが、全然いうことを聞きません。
なついていない私には服を着せることが出来なかったので、弟に頼みました。
何とか試着したのですが、やはりじっとしていません。
はじめて服を着せたので興奮しているようでした。
 
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着せているうちに犬もだんだん落ち着いてきました。
きっと少し慣れたのではないでしょうか?

また、機会があれば作ってみたいと思います。

今回の服作り工房はこれでお終いです。


最後に、ちょっとお知らせ
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詳しくご紹介していますのでそちらをご覧下さい。

>>> 新春大売り出し速報:第1弾

それでは、次回もお楽しみに...



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