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第38回: 〜 神の贈り物!パート2 〜

5月も後半に入り気温もかなり高くなってきましたが、皆さまいかがお過ごしですか?

さて、お待たせしました、海島綿シーアイランドコットン)のジーンズがやっと完成しましたのでご紹介します。

前編をご覧になっていない方は、こちらの「神の贈り物!パート1」をご覧下さい。

また、海綿島にご興味のある方は、こちらの海島綿シーアイランドコットンを見てください。

それでは、早速ご案内します。

前回は型紙と裁断までご紹介しましたので、今回はその続きからです。


そうそう、高価な生地ということで今回は生地に余裕を持っておらず本来なら生地の耳を縫い代に利用するのですが、残念ながら出来ませんでした。


■ 前パンツ!■
 
まず、はじめに各パーツの下準備をします。
前立てには芯地を貼り、プレスをします。

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ジーンズは別名はファイブポケットと言われ、5つのポケットがあります。
右の前側にはコインポケットが付きます。

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ポケットはこんな感じになります。


そして、前立てを付けます。

■ 後ろパンツ!■

ヨークの縫い合わせは袋縫いをして縫い代を下に倒し後ろパンツの本体側にステッチをかけます。
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左右のポケットを付けます。
ステッチは2本かけます。

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股上を縫います。
ヨークを縫い合わせるのと同じで、袋縫いをしてその上からステッチを入れます。

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■ 前後を縫い合わせます!■

前後の股下を縫います。
そして、ステッチを入れます。

次に、脇を縫います。
続いてポケット下10cmぐらいまでステッチを入れます。


■ ベルト&ループ付け!■

ベルトはあらかじめ出来上がりの形にアイロンで整えておきます。
ベルト部分をパンツのウエストラインに添って挟み込んで上からたたきます。

次にベルトのループを付けます。
ジグザクミシンで上からたたきます。


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■ ボタン&リベット付け!■

パート1ではボタンフライ(前開き部分がボタン)は大変なので、ZIPにするとご案内していましたが、ボタンフライにチャレンジしてみました。
ボタンは木槌でたたいて付けます。

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次に、リベットを付けます。
こちらも、木づちでたたいて付けます。

■ 仕上げは、裾上げ!■

最後は裾上げです。
実は昔、私自身がカジュアルショップで働いていたことがあり、ジーンズの販売や裾上げをしました。 そんなことから、何となく懐かしく思い、最後の裾上げは自分でしました。

ジーンズの裾上げのポイントは少し長めに縫うことです。
生地にもよりますが、結構デニムは洗うと詰まるので、その分多少長めにした方が良いと思います。
縫い代は約3.0cm、三つ折りにしてたたきます。

裾上げも終わり出来上がったばかりのジーンズを、自宅に持ち帰り試着しました。

写真ではちょっとわかりづらいですが、コットンとは思えぬ光沢感で、まるでシルクのような感じでした。
サイズもぴったりですごく満足しています。
あとは履いていて、どんな感じで色が落ちるのか楽しみです・・・

最後に、ちょっと一言!

さてさて皆さんいかがでしたか?
今回ジーンズということで、いくつか普通のパンツと作り方が違いました。
通常パンツを縫うときには左右を筒状に縫い上げます。
そして、一方の筒を裏に返しそこにもう一方を表のまま入れ縫います。

ところが、ジーンズでは順序が異なります。
ジーンズの場合は前パーツ、後ろパーツを先にそれぞれ作ります。
次に前後の股下を縫い合わせ、股下にステッチを入れます。
そして、最後に脇を縫います。

実は今回、股下より先に脇を縫ってしまい、股下にステッチが入れられませんでした。

きっと、股下の補強のために普通のパンツと縫う順番が違っていたのでしょうね?
ミスしたことによって、機能的に完成されたジーンズの奥深さを知ったような気がしました。

そんなことでジーンズの機能性とエレガントな海島綿最強の組み合わせであったのではないでしょうか???

それでは、今回はこれでお終いです。

次回もお楽しみに...



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